オーダースーツ 銀座英國屋コラム【結論】オーダースーツ専門店 の選び方|カギは「着る目的の明確化」&「無料相談」

【結論】オーダースーツ専門店 の選び方|カギは「着る目的の明確化」&「無料相談」

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オーダースーツ・専門店・選び方

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「オーダースーツを仕立てたい!」と思っても、「…どのショップで仕立てれば良いの?」と迷われる方が多いと思います。これは致し方ないことです。

オーダースーツは、自動車でいう燃費のような「数値」や、また安全装置といった「機能」で比較することはできず、選ぶポイントが曖昧になりやすいからです。

また、詳しい情報をWEBサイトに掲載していないオーダースーツ専門店(テーラー)もあります。さらに、ネットの情報も玉石混交で、どれが信頼できる情報なのか分かりにくい業界でもあります。

今回は、そういった中でも活かせる「テーラー選びのポイント」を徹底解説いたします!

【結論!】着る目的を明確にして、無料相談で「安心できる提案」が受けられるか確認する。

オーダースーツは、既に出来上がっている洋服ではなく、お身体に合わせて仕立てるもの。
はたして「自分に合うか?」は、仕立ててみないと分かりません。プロであっても、仕立てる前に完璧な評価はできないものです。

また、テーラーは1つの要素だけで選べるものではありません。

オーダースーツの要素は、大まかに挙げても、カウンセリング・生地・フィッティング・縫製・副資材などがあります。例えば「生地ブランド」や「糸の細さ(Super150など)だけで、「自分に合うオーダースーツが仕上がるか」は分からないのです。

「分からない」ことだらけに見えるテーラー選び。

しかし、実は「自分に合ったテーラー」を選びやすくする方法があります!

その流れがコチラ
①【重要】着る目的を明確にする
②WEBサイト・ネットで情報を集める
③無料相談・無料オーダー体験を受けてみる
④安心できる提案が受けられるか確認する

ちなみに「無料相談」とは、直接テーラーに足を運び、相談をすることです。
WEBサイト等に明示はされていなくても、基本的には各テーラーでは受け付けてくれます。

それでは、細かい点では比較ポイントがあるため、詳しくご紹介していきましょう。

着る目的によって、訪れるべきテーラーは変わる

「目的」によって、「手段」が変わる。

仕事で「目的」によって採るべき「手段」が変わるように、オーダースーツも「着る目的」によって、採るべき「手段」が変わってきます。

つまり、仕立てるべきオーダースーツが変わり、訪れるべきテーラーも変わります。 

例えば、オーダースーツを着る目的が「20代の女性からカッコいいと思われる、スタイリッシュなスーツを提案してくれるテーラー」ではなく、「仕事で成果を出すため」に「取引先の社長から信頼を得たい!」ならば、「50・60代の男性から信頼される、質の良いビジネススーツを提案してくれるテーラー」の方がその目的に合致します。目的が変われば、おのずと訪れるべきテーラーが変わるのです。 

このように、「着る目的」を明確にすると「探すべき情報」が定まり、目的のテーラーが選びやすくなります。

テーラーを探す前に、まずスーツの「着る目的」を明確にしましょう!

仕事用スーツの目的を明確にするカギは「どなたからの信頼が必要か?」

オーダースーツ・専門店・選び方

「着る目的を明確にしよう!」と言っても、すぐには浮かばないかもしれません。

そこで、「着る目的」を導き出すカギをご紹介します。それは、「どなたからの信頼が必要か?」という視点です。 一般的にスーツを着るのは、「仕事で成果を出すため」ではないでしょうか!?


スーツを着ることで、仕事に対する誠実さや相手への「敬意」を示すことができ、そこで得られた「信頼」が「仕事への成果」にも繋がるからです。
 そして、どのようなスーツが「仕事や相手への誠意・敬意」を届けられるかは、「どなたからの信頼が必要か?」という問いに答えることで自然に導き出されます。

お客様・取引先の方・上司・・・
と頭に浮かんだ「信頼を得たい方」に、敬意を届けられるスーツを仕立てましょう。

また、「着やすさ・流行・オシャレ・モテる・自分の好み・新製品・新機能!」といった要素も魅力的に映ります。しかし、「仕事での成果」が目的のスーツなら、それらは「どなたからの信頼が必要か?」よりも後に考えるべき要素となるでしょう。

 ちなみに、仕事で成果を出してこられた、銀座英國屋のお客様にお話を伺うと、「自分の好みで着る」というよりも、やはり「信頼」を第一に考えられて、「会社のブランドイメージ」や「ご自身のお立場」に合わせたスーツを選ばれているようです。
 

オーダースーツの種類の定義は…実は決まっていない!?

スーツ・専門店・選び方

「どなたからの信頼が必要か?」という視点で「着る目的」を明確にした後は、WEBサイト・ネットでの情報収集に入ります。

ここで、調べる中でよく目にする「オーダースーツの種類」「ご注文から納品までの流れ」をご説明していきます。

オーダースーツというと、「パターンオーダー・イージーオーダー・フルオーダー」の3種類が基本です。他にもパーソナルオーダー・カスタムオーダー・セミオーダー・仮縫い付きイージーオーダー・スミズーラ、といった表現も見かけますが、基本的には、オーダースーツ基本3種類の派生形と捉えて大丈夫です。

 しかし、このオーダースーツ基本3種類(パターンオーダー・イージーオーダー・フルオーダー)も定義が曖昧で、テーラーによって使い分けられているのが実情です。

例えば、調整幅が広いフルオーダーには対応できない縫製体制であっても、「お客様ごとに型紙を作成している」という点で、フルオーダーと称するテーラーもあります。また、「テーラー」「ビスポーク」という言葉にも定義が無いため、その単語だけでは判断できません。

こういった実情があるものの、まずは「既成スーツ+オーダースーツ基本3種類」について、一般的な区分けで解説します。

 既成スーツ+オーダースーツの基本3種類の概要・メリット・デメリット

既成スーツ

◆どのようなスーツか?

縫製済みのスーツの中から選ぶ。

メリット

身体が合えば、デザイナーがイメージした「最もカッコいいバランス」で着用できる。
人件費の安いアジア・東南アジアでの大量生産が可能なため、安い価格で購入できる。


デメリット

着用者が「理想的な体形」でなければ、「カッコいいバランス」にはならない。
スーツ生地・デザイン・サイズの選択肢が限られる。

相場価格・納期

価格は、10,000円程度~
納期は、その場でご納品可能。

 パターンオーダースーツ

◆どのようなオーダースーツか?

決められたデザインパターンをもとに、若干の「サイズ調整」が可能なオーダースーツ。長さの調整はできるが、「体型に合わせる」ことはできない。
(「肩幅の調整」は可能だが、「なで肩・怒り肩」には合わせられないなど。)

メリット

採寸時に、サイズ調整のためサンプル服(ゲージ服)を着用し、サイズの調整範囲も狭いため、仕上がった時のイメージ違いは、オーダースーツの中では最も起こりにくい。

既成スーツとは異なり、自分の気に入った色柄の生地で選んでオーダーが可能

「低価格・短納期のオーダースーツ」として開発されたこともあり、オーダースーツの中では、低価格・短納期。

デメリット

オーダースーツの中では、サイズ調整の範囲が狭い。
また、「体型に合わせた調整」ではなく、あくまでも「長さの調整」しかできない。

オーダースーツの中では、低価格を重視しているため、目には見えない箇所でのコストダウンが図られている。

◆相場価格・納期

価格は、20,000円程度~

納期は、2~3週間程度 

イージーオーダースーツ

パターンオーダースーツとフルオーダースーツの中間であり、最もオーダースーツとしての定義が曖昧です。「パターンオーダーに近いイージーオーダー」もありますし、「フルオーダーに近いイージーオーダー」もあります。このため「イージーオーダー」といっても、幅が広いことをご理解ください。

どのようなオーダースーツか?

決められたデザインパターンを基に、「サイズ調整」「体型補正」が可能なオーダースーツ。例えば、「肩幅の調整」や「なで肩・怒り肩の補正」が可能。数値では表現しきれない「個々人の肩の形状」までは合わせられない。

◆メリット

「体型補正」ができるため、パターンオーダーよりも、より体型に合ったオーダースーツになる。

◆デメリット

数値では表現しきれない「個々人の身体の形状」にまでは、合わせきれない。

パターンオーダーよりも大きく調整が可能なため、フィッティングの完成度は「担当者のフィッティング技術」に大きく左右される。

◆相場価格・納期

国内ブランド

価格は50,000円
(イージーオーダーの定義が曖昧なため、150,000円程度~というテーラーもある。)

納期は1ヶ月程度

海外ブランド(欧州で縫製)

価格は350,000円程度~

納期は1ヶ月半程度

 フルオーダースーツ

◆どのようなオーダースーツか?

お客様ごとにデザインパターン(型紙)を起こし、それを忠実に再現する縫製で仕立て上げるオーダースーツ。

なで肩・怒り肩といった体型補正は勿論のこと、お客様の筋肉の付き方も考慮したフィッティングが可能。

メリット

身体にフィットしたスーツを仕立てられる。

「ビジネスで信頼を得られる装い」を熟知し、ご提案できる店舗スタッフが揃っており、顧客層が「仕事で成果を出してこられた方」である事が多い。

◆デメリット

価格が、他のオーダースーツよりも高くなりがち。

納期が、他のオーダースーツよりも長くなりがち。

通常は3回のご来店(注文、フィッティング、納品)が必要になる。
※ご来店回数を減らす取り組みをしているテーラーもあり。

◆相場価格・納期

–国内ブランド(国内で縫製)–

価格は200,000円程度~

納期は1ヶ月半程度

海外ブランド(欧州で縫製)–

価格は400,000円程度~

納期は3ヶ月半程

オーダースーツの注文~納品までの流れ

スーツ・専門店・選び方

◆1回目来店

カウンセリング
生地選び
デザイン・仕様の決定
採寸

2回目来店(フィッティング)

仮縫い付きイージーオーダー、フルオーダーのみですが、注文~納品の間に、
フィッティング(仮縫い)の来店が入ります。中には、フィッティングを2回必要とするテーラーもあります。

フィッティング(仮縫い)とは仮縫い品(仕付け糸で仮留めされたスーツ)をお召いただき、お客様の身体・イメージに合わせて、調整することです。

フィッティングにも、テーラーによって様々な流儀があります。例えば、銀座英國屋では、「肩回りを楽にする」を重視し、「肩・袖までを外すフィッティング」を開発・導入しています。

3回目来店

納品

テーラーの比較ポイント
【ネットで調べられる比較ポイント】

前項では、オーダースーツの一般的な区分けをご紹介しました。

ここからは、ネットで調べられるテーラーの比較ポイントをご紹介します。

スーツ・専門店・選び方

ブランドに対する一般的なイメージが、自分の見せたいイメージと合うか?

ブランドには、「一般的なイメージ」というものがあります。

例えば、「派手なブランド・堅実なブランド」「安物ブランド・高級ブランド」「若者向けブランド・エグゼクティブ向けブランド」などです。「仕事で成果を出すためのスーツ」であれば、ビジネスシーンで「どこのスーツ?」と聞かれたときに、「自分の見せたいイメージと合うブランド」であると、より自信を持って答えることができます。

ブランドに対する一般的なイメージは、調べておきたい比較ポイントの1つです。

顧客層が、自分が信頼を得たい方と近いか?

顧客層は、テーラーによって大きく異なります。

「自分が信頼を得たい方に近い顧客」を持つテーラーで仕立てる事がオススメです。

よく触れる機会があり、知っている世界のことだからこそ、イメージができ提案もできるものだからです。「自分が信頼を得たい方の感覚」を知っていて、適切な提案をしてくれる店舗スタッフがいるテーラーなのかを、顧客層を調べることでチェックしてみましょう。

デザインの方向性

WEBサイトの写真を見ると、各テーラーが大切にしているスタンスを感じることができます。例えば、「ファッション系スーツ」or「仕事のためのスーツ」といった違いはすぐに感じられるので、ご自身の目的と合うかを確認しましょう。

気を付けていただきたいのが、「白人系モデル写真」です。残念ながら日本人は、低身長・短足・O脚・胸板薄い・肌が黄色など、白人系モデルとは、あまりにも多くの点で違いがあります。コーディネートをそのまま真似しても、なかなか同じようには見えません。その点は、差し引いてご覧いただくのがオススメです。

標準納期・最低価格(あくまでも参考)

WEBサイトには標準納期・最低価格が記載されていると思いますので、確認しましょう。

ただし、納期については繁忙期・閑散期によって、かなり左右されます。また、最低価格については、選べるスーツ生地が限定されている場合もあるため、あくまで参考の情報となります。無料相談や電話などで、直接ご確認いただくことがオススメです。

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テーラーの比較ポイント
【無料相談などで確認できる比較ポイント-初級編】

ネットで情報を集めた後は、いよいよ実際に店舗に足を運ぶタイミング。 この時に確認したい比較ポイントをご紹介します。

 大事なことは、「着る目的を伝えて相談すること」。

着る目的を伝えることで、接客担当者もより的確なアドバイスをしやすくなります。


また、ネットで調べた情報(特に納期・価格)も、改めて尋ねることで、より正確にお店の情報を知ることができます。

具体的には、以下の比較ポイントが確認できます。

オーダーの種類

前述の通り、オーダーの種類(ex:パターンオーダー・イージーオーダー・フルオーダー)の定義は明確には決まっておらず、どのように表現するかは、テーラーによって使い分けられています。


ご自身がイメージするオーダーと合っているかを、ここで改めて確認することをオススメします。

イメージしているオーダー内容での仕上がり価格

イメージしているオーダー内容(オーダーの種類、スーツ生地、デザイン・仕様)での価格を確認してみましょう。


生地やデザイン、オプションによって値段が変わるため、直接テーラーに希望などを伝えることで、正確な価格を知ることができます。

接客担当者との相性

何よりも大切なことは「こちらの質問に真摯に答えていただけるか?」です。着用目的を伝えて相談し、的確な提案を受けられるかを確認してください。
特に、ご自身が「信頼を得たいと思う方の感覚」を理解した上での提案と思えるかは大切な比較ポイントです。

仕立てに使用する実際の大きさのスーツ生地を、触らせてもらう。

生地サンプル帳は、様々な生地を一気に見ることができるため、楽しく・便利なツールです。しかし、小さなサンプル生地では「仕立ててみたら、思っていたよりも明るかった・派手だった・・・」という結果になることがあります(視覚心理物理学の用語で、面積効果と言います。)

フィッティングの体制

オーダースーツ・仮縫い・フィッティング

「より良いオーダースーツを仕立てたい!」という方は、仕上がりが大きく変わる、「フィッティング(仮縫い)」についても確認してみましょう。

接客担当者がフィッティングを兼任

メリット

自分の意図が漏れなく伝わったオーダースーツを期待できます。

◆デメリット

接客担当者にとって、お客様とのコミュニケーションは大切な時間。
そのため、フィッティングに関する深い専門知識の習得にまでは、多くの時間を割けない現状です。

専任のフィッティング技術者がいるテーラーと比較をすると、「フィットしたオーダースーツ」が難しい可能性があります。

フィッティング専門技術者がいる。

メリット

フィッティング技術者は、フィッティングに必要な知識(人の身体の構造、スーツ生地の特徴、縫製の知識など)の習得・アップデートに集中できるため、より「フィットしたオーダースーツ」を期待できます。

また、「縫製の知識」を知っていると、「どのような縫製指示であれば、フィッティングの結果を反映させられやすいか?」を分かった上で、指示をだせるようになります。

デメリット

接客担当者・フィッティング技術者の意思疎通ができていなければ、自分の意図を反映しきれない可能性があります。

フィッティング用のスーツ

ゲージ服(製品ゲージ服)

◆どういうものか?

パターンオーダー・イージーオーダーで使用されるもので、サイズごとに仕立てられたスーツです。
この製品ゲージ服を着用し、フィッティングを実施します。

メリット

仕立てられたスーツを着用するため、イメージ違いが起こり難くなります。

◆デメリット

数字上での調整しかできず、その調整幅も小さくなります。
また、お客様の筋肉の付き方などを考慮することはできません。

仮縫い品

◆どういうものか?

フルオーダーで使用されるもので、ご注文された生地を使い採寸したお客様のサイズで、仕付け糸を使って仮留めされたスーツです。この仮縫い品を着用し、フィッティングを実施します。

◆メリット

フィッティングを、より精密に実施できます。数字では表現できないような人間の身体にフィットさせられます。

例えば、日本人に多いO脚であっても、その度合いは様々です。具体的には、太ももやふくらはぎの筋肉の付き方も様々です。そのような点を調整し、より自然にスッキリと見せるためには、数字だけでは表現できません。

◆デメリット

初めての方には「仮留めされたスーツ」から「完成されたスーツ」をイメージしにくい場合もあります。

フィッティング専門技術者が必要です。

仮縫いゲージ服

◆どういうものか?

フルオーダースーツの銀座英國屋で、「初めてのご注文であっても、ご来店回数が最低1回で、ご納品できるようにするため」に2021年7月にオークラ東京店に導入した「1dayオーダーサービス」で使用するツールです。

フルオーダースーツのテーラーは標準のご来店回数が3回です。しかし、ご来店が難しい方向けに、仮縫い品をゲージ服のように、サイズごとに用意し、「ご注文時にフィッティングを完了」させ、「納品は郵送」することで、ご来店回数を最低1回でご納品ができるようになります。

メリット

初めてのご注文であっても、ご来店回数を最低1回で、ご納品できます。

◆デメリット

お客様のサイズ・生地で仕立てられていない仮縫い品のため、サイズが合わない・生地の質感が大きく異なるといった場合、十分なフィッティングができないことがあります。
この場合、再度フィッティングでのご来店が必要になり、ご来店回数が通常通りになります。

フィッティングの回数

フルオーダーであっても、日本ではフィッティングは1回とするテーラーが多数です。中にはフィッティング2回というテーラーもありますが、この場合、1回目は上記の仮縫い品(仕付け糸で仮留めされたスーツ)、2回目は、より完成品に近い仮縫い品(ポケットなどを縫製済など)を使ってフィッティングをします。

例えば、銀座英國屋では、フィッティング回数について、メンズは1回、レディースは2回としています。

フィッティング回数が1回

◆メリット

忙しいお客様のご来店回数を少なくでき、また納期の短縮にもなります。

◆デメリット

初めての方には「仮留めされたスーツ」から「完成されたスーツ」をイメージしにくい場合もあります。

フィッティング回数が2回以上

◆メリット

より精密なフィッティングが可能です。

より完成品に近い仮縫い品を使用するため、「完成されたスーツ」をイメージし易くなります。

◆デメリット

お客様のご来店回数が多く必要になり、フィッティング1回と比較して、納期が延びます。

2回目以降のオーダーで、来店回数を減らす選択肢があるか?

オーダースーツ・専門店・選び方

基本的に、そのテーラーの標準の来店回数を順守する方が、仕上がりが良くなります。

しかし、「多忙で、来店が難しい」といった場合には、来店回数を減らすための裏技が存在します。ご希望の方は、お仕立てになるテーラーで可能かをご確認ください。

「ご注文時のフィッティング」

フルオーダースーツでの話ですが、ご注文日よりも約2週間前に連絡をし、ご自身の型紙(オーダースーツ設計書)で代替生地を使った仮縫い品を用意しておいてもらい、ご注文日にフィッティング(仮縫い)を完了させてしまう方法です。

「即縫い」

フルオーダースーツでの話ですが、前回のご注文と身体の大きな変化がないという方には「フィッティングをしないで、そのまま縫製してしまう」という方法です。

「ネット注文」

パターンオーダーで、見かける方法です。

「体重の増減」「体型変化」が無ければ、活用できると思います。

フルオーダーでは、数字では表現できない精密なフィッティングができないため、ネット注文は見かけません。

「電話注文」

フルオーダースーツでは、あまりネット注文は見かけませんが、代わりに「電話注文」を受付けることがあります。

ちなみに銀座英國屋では、顧客様から「私好みの生地を熟知している担当のあなたに生地選定を任せるから、そのまま仕立てておいて!」というお電話でのご注文もあります。

「郵送」

完成した洋服を試着せずに、「納品を郵送にしてもらう」という方法です。

重ねて申し上げますが、基本的には、そのテーラーの標準の来店回数を順守する方がオススメです。

テーラーの比較ポイント
【無料相談などで確認できる比較ポイント-上級編】

ここでご紹介する内容は、必ず確認・比較しておきたい箇所ではありませんが、
知ることで「オーダースーツの奥深さを感じられるポイント」です。ご興味がある箇所は、ぜひ直接テーラーでも尋ねてみて下さい。

オーダースーツ・仮縫い・フィッティング

フィッティングの際に仮留めする器具

クリップ

メリット

担当者がピン打ちに慣れていなくとも、素早く簡単にフィッティングが可能です。

◆デメリット


大まかにしかフィッティングができません。挟んだ箇所が動いてしまう可能性もあります。

安全ピン

◆メリット

担当者がピン打ちに慣れていなくとも、フィッティングが可能です。
ピン止めした箇所が動いてしまう事もありません。

◆デメリット

素早く止めていくことができません。
また、細かいフィッティングは難しくなります。

虫ピン

メリット

熟練の技術者がいるテーラーならではの方法。
素早く精密なフィッティングが可能です。

デメリット

フィッティング技術者が専任で必要となります。担当者がフィッティング技術に精通していなければ、お客様の仮縫い品の下にあるシャツ・身体に、ピンを刺してしまう可能性があります。

縫製方法

オーダースーツ・縫製

縫製方法にも様々な違いがあります。

実は、どれだけフィッティングが優れていたとしても、そのフィッティングを実現できる縫製体制が無ければ、活かされません。このため、縫製方法も大切なポイントとなります。テーラー各社が力を入れている箇所です。

しかし、とても分かり難いポイントであり、細かな縫製方法を知ることは難しいものですので、ご参考までにご覧ください。
 

機械縫製・手縫い

「フルオーダー=手縫い=素晴らしい!」というお声もありますが、「手縫いが全てにおいて優れている」ということはありません。分かりやすい点で言えば、縫製の早さ・綺麗さ・耐久性は、機械縫製の方に軍配が上がる場合があります。

一方で、例えばジャケットの袖付けでは、袖山を立体的に縫製することで、肩の可動域を広くするため「いせ込み」という「平面である布に丸みをつけて立体的にする技法」を使用します。これには、袖側の生地を少しずつ縮めながら肩穴に縫い合わせていくため、非常に高度な縫製技とアイロンテクニックが求められます。この「いせ込み」には、手縫いが優れています。

ちなみにフルオーダースーツの銀座英國屋では、機械縫製と手縫いを、縫製箇所ごとに使い分けています。

例えば、ズボンの前の部分「前立てステッチ」は、昔は手縫いで縫製していました。しかし、ファスナーの開閉の頻度が高く、ほつれて外れてしまうケースがありました。このため「フルオーダー=手縫い」という「こだわり」ではなく、「お客様」を第一に考えなおし、前立てステッチについてはミシン縫いに変更いたしました。

参考:フルオーダースーツなら全部手縫い?銀座英國屋の縫製のこだわり

このようなことから、「機械縫製はダメ!」「手縫いは素晴らしい!」ということではなく、それぞれの良さがあるのです。

海外縫製・国内縫製

海外縫製・国内縫製についても、「どちらかの方が全て優れている」ということではありません。

たとえば、イタリアの文化・気候・気質への理解の深さが無ければ、本物のイタリアンテイストのスーツは、縫製できないと思います。このため、本物のイタリアンテイストのスーツは、イタリア人がフィッティング・縫製するブランドがオススメです。

一方で、日本で着用する日本人のためのスーツは、日本の文化・気候・気質への理解の深さが必要です。

例えば、イタリア市場では許容される、ジャケットの袖のヨレも、日本市場では受け入れられません。また、イタリアで縫製すれば、気温・湿度が日本とは異なるため、日本に輸送した際に不要なシワ・ヨレが発生することもあります。

ちなみに銀座英國屋では、屋号に「英国(イギリス)」とあるものの、創業当初より国内縫製にこだわってきました。それは、「日本で着用する日本人のためのスーツ」をご提供するためであり、また「日本で求められる品質」を保ち続けるためです。

参考:フルオーダースーツの銀座英國屋が「国内製造」にこだわる理由とは?

グループ縫製・一人縫い

「グループ縫製」は、「洋服一着を数人のグループで縫製する縫製体制」。
そして、「一人縫い」は、「一人で全てを縫製する縫製体制」を指します。

確かに「一人縫い」には、「職人の味」が出ます。「このオーダースーツは、この職人に縫製してもらった」ということを語れるというのは、一つの素敵な美学です。実際、その「職人の味」を守るため、テーラーでは「この顧客様の縫製担当者は、この縫製職人」と決めています。

しかし、縫製職人の高齢化は深刻化しており、「この工房の最年少は70歳」ということも珍しくありません。

どれだけ気に入ったテーラーがあったとしても、その縫製職人が引退してしまうと、他の縫製職人では「その職人ならではの味」が出せないため、同じテーラーであったとしても違うカオのスーツになってしまいます。

縫製職人の高齢化に対する対策

ちなみに銀座英國屋では、「縫製職人の高齢化問題」に対応し、1973年から半世紀に渡って「グループ縫製」を整備して参りました。

一人縫いの縫製職人の育成には、「最低10年」と言われます。それは一週間に一着のペースで縫い上げたとして、同じ工程を一か月間では4回しかできないため、習熟度が上がりにくいためです。これに対し、グループ縫製では、担当工程を1ヶ月に400回できるため、習熟度が格段に上がり易くなりました。

また、工程ごとに縫製方法が規定されており、縫製職人ごとの美的センス・クセが反映されにくく、企業としての「一律的な品質安定化」が図れました。

このように、グループ縫製を磨くことにより、今では社員の半数以上を20・30代で占めるようになり、各種メディアからの取材も多く入るようになっています。

フルオーダースーツなら絶対、丸縫い?銀座英國屋の縫製のこだわり

芯地は「良いスーツか?」を測る一つの物差し

芯地は「スーツの心臓」

芯地は、「スーツの心臓」とも言われる「スーツを構築的にするための副素材」です。表地(=スーツ生地)・裏地の間に挟まれており、外からは見えない素材です。

芯地の役割

・構築的(≒立体的)なスーツにする。

・型崩れの防止

芯地だけでは良し悪しを判断できない。

芯地は「スーツの心臓」であり、スーツの良し悪しに大きな影響を及ぼします。このため、「総毛芯仕立てであれば…」「自然素材を使っていれば…」と表現される事もありますが、それだけでは判断できません。

例えば、毛芯の中では、本物の馬の毛を使用した「本バス毛芯が最高」とされています。しかし、馬毛の使用率はテーラーによって異なります。
馬毛5%の毛芯でも「本バス毛芯を使用している」と称することが出来ます。(ちなみに銀座英國屋では、オーダースーツのドレープを表現するため馬毛80%の本バス毛芯を特注して使用しています。)

なお、馬毛(しっぽ)は、化繊の糸では出せない「張りと丈夫さ」が大きな特徴で、胸のボリューム作りに最適な素材です。

また、いくら良い毛芯を使用したとしても、その特性を活かせる縫製の技術が必要です。技術レベルが足りないと、スーツとしての機能性がむしろ低下してしまうため、一概に「本バス毛芯を使用している=良いスーツ」とは、言い切れません。

芯地についての仕立て方の区分

◆接着芯仕立て(フル接着・ヒュージングプレス)

表生地と芯地をノリで接着する仕立て方。素材は化学繊維で、あらかじめノリが付いているためプレスするだけで簡単に接着(=芯据え)を完了できます。

・メリット

大幅なコストカットが可能。これは、総毛芯仕立てで使用する毛芯と比較し、素材の価格は約5分の1。さらに、プレスだけの作業なので作業時間も約5分の1であるため。
毛芯仕立てよりも、軽い。

・デメリット

クリーニングや汗により、接着芯が剥離してしまい、ぶくぶくと生地が浮いてくるバブリングという現象が起きやすい。
構築的な仕上がりになりにくく、華奢な方には男性らしい厚みを出すことが難しい。また、経年劣化により、のっぺりとしたスーツになりやすい。

◆半毛芯仕立て(ハーフ毛芯・ハーフキャンバス)

毛芯は台芯・肩芯・肩増芯・フェルト・スレキで構成されるが、半毛芯仕立てでは、下半分を接着芯で代用する仕立て方。

・メリット

総毛芯仕立てと比較すると、コストカットが可能。総毛芯仕立てと比較して、毛芯の使用量を約半分にできる。また、毛芯を縫い留める作業(=芯据え)時間も半分になるため、総毛芯仕立て比較すると、コストカットが可能。

・デメリット

接着芯仕立て・総毛芯仕立てのデメリットを、それぞれ持つ。

◆総毛芯仕立て(フル毛芯・フルキャンバス)

ジャケットの前身全体に毛芯を使用する仕立て方。

・メリット

華奢な体格であっても、構築的なフォルム、立体感が出やすい。
ハリがあり、経年劣化しにくく、ジャケット自体がくたびれにくい。

・デメリット
接着芯よりも重い。「身体にフィットしたスーツ」でなければ、より重さを感じるため、既成スーツ・パターンオーダー・イージーオーダーには不向き。

仕立てに技術が必要。毛芯を縫い留める作業(=芯据え)は、オーダースーツを仕立てる中でも難易度が高く、熟練の技術が必要。

ハーフ毛芯・接着芯の仕立てよりも高価になりやすい。前述の通り、接着芯の素材価格が5倍高く、接着芯をプレスする作業と比べ約5倍の時間も掛かり、技術レベルの高い職人が担当するため、素材費・人件費の両面から高価になる。

銀座英國屋では、「信頼を得られる装い」のため、総毛芯仕立てにしています。
また、通常の毛芯よりも天然素材(ウール・馬毛)を多い、高密度かつ通気性に優れた「銀座英國屋オリジナルの毛芯」を開発し、夏用・冬用と使い分けもしております。

オーダースーツの価格の仕組み

オーダースーツ・専門店・価格

前提:テーラーによって価格が変わる。

同じ生地でも、テーラーによって価格が変わります。

そのテーラーのスタンスや、家賃や人件費によっても変わりますし、生地の仕入れ方法によっても変わります。(展示している生地を、生地商社から借りられるか、それとも買取かなど。)
ここでは、価格が変わるポイントをご紹介していきます。

オーダーの種類で価格が変わる。

一つのテーラーの中でも、フルオーダーとイージーオーダーを取扱い、それを異なるオーダーとしてご提供しているケースもあります。

縫製のグレードで価格が変わる。

「機械縫製・手縫い」「海外縫製・国内縫製」「グループ縫製・一人縫い」「縫製職人の熟練度合い」といった要素で価格が変わる場合がありますが、「機械縫製・手縫い」で変わることが多い印象です。

使用する生地で価格が変わる。

生地ブランドや、素材の差で価格が変わります。

余談ですが、「高価格な生地は耐久性が高いですか?」という質問を頂戴することがあります。

実は、むしろ高価格な生地ほど繊細であることが多く、また、「生地ブランド」や「糸の細さ」だけで選ぶのはオススメしません(前述参照)。

使用する生地の長さでも価格が変わる。

お客様の背が高いなど、標準の生地の長さ(幅150cm×長さ320cm)では足りない場合、長尺(ちょうじゃく)と言って、プラスで生地が必要になる場合があります。この場合、「割り出し」計算で、プラスで生地代を頂戴します。

デザイン・オプションで価格が変わる。

テーラーによって、何が有料オプションになるかは異なります。

なお、銀座英國屋としては「仕事のためのスーツ」には、基本的には有料なオプションは不要だと考えています。

参考:オーダースーツにかかるお金を徹底解説|結局、銀座英國屋では、いくらで仕立てられるのか?

出張対応で価格が変わる。

出張対応に対して、出張料金を設定しているテーラーもあります。

なお、「出張対応=ご注文が前提」としているテーラーが殆どです。

基本的には、ご面倒でも店舗に足を運ばれることをオススメします。

出張対応でのご注文の場合、多くは生地をサンプル帳からお選びいただくことになります。前述の通り、「仕立ててみたらイメージよりも派手だった・・・」という結果を避けるためには、大きな生地でご覧いただいた方がベストです。しかし、出張対応では物理的に数多くの生地をお持ちすることができないため、生地サンプル帳からお選びいただかざるを得ません。

フィッティングについては、ご家庭や会社でお持ちの鏡では正面の状態は確認出来ても、側面や背中側を確認することは身体を捻らなければならず、店舗の大きな三面鏡越しにフィッティングをされたが方が、より自然体となり、また精密なフィッティングができるため、ぜひ店舗に足を運ばれることをオススメします。

【注意】「オーダースーツ おすすめ」「オーダースーツ ランキング」「オーダースーツ 比較」でのネット検索は、オススメできません。

最低限、ホームページで検索することは有効です。

その際には、各テーラーの公式ホームページを見ることがオススメです。

残念ながら「オーダースーツ おすすめ」「オーダースーツ ランキング」「オーダースーツ 比較」でのネット検索で表示されるWEBサイトは、オススメできません。

理由は、オーダースーツは数値・機能での比較が難しく、中立的な情報を見つけるのが難しいためです。

一般的に、ランキング記事を書く経済的な理由は、「集客」か「アクセス」です。オーダースーツ業界の人が、自店の良さをそれとなく宣伝することで自店舗に来店をしてもらうことを狙っているか、できるだけ大勢の人に読んでもらって、アクセスを増やして広告収入を稼ぐか、このどちらかです。

具体的には、そのランキング記事の「執筆者」や「出典データの作成者」で検索してみると、一つのテーラーをオススメしている記事が多く見つかります。

つまり、「これから自分に合ったオーダースーツ店を見つけたい」「信頼できる客観的な情報を知りたい」という方を狙いつつも、それに対しての中立的な立場では情報提供をしていないということです。

だからこそ、「オーダースーツ おすすめ」「オーダースーツ ランキング」「オーダースーツ 比較」での検索はオススメしません。このため、ネットだけでの情報に頼らず、実際に店舗に足を運んでみることを、オススメします。

参考:おすすめのオーダースーツ店をネット検索してはいけない!?その理由と解決策
 

ネットでの情報だけに頼らず、無料相談・無料オーダー体験の利用がおすすめ。

ネット情報だけで判断するのではなく、ぜひ無料相談を活用してみましょう!

無料相談は、イメージする内容でオーダーした際の価格を含め、疑問に思われていることを気兼ねなくご相談できるサービスです。基本的には、WEBサイトで明示していなくとも、どこのテーラーでも受け付けていると思います。ぜひ、お問い合わせください。

※ただし、出張対応の場合は、「ご注文が前提」とするテーラーが多いと思います。

銀座英國屋では、無料オーダー体験もご用意

銀座英國屋では、「無料オーダー体験」という、ご相談に加えてフィッティングまで無料で体験できるサービスをご用意しています。

無料オーダー体験のご案内

無料オーダー体験のご案内

 まとめ:着る目的を明確にして、無料相談・無料オーダー体験で確認する。

 いかがでしたでしょうか?

「どのようなポイントでテーラーを選べば良いのか?」について、解説いたしました。
皆様のテーラー選びの、お役に立てば幸いです。

◆まとめ
着る目的を明確にした上で、無料相談・無料オーダー体験を利用しましょう。
着る目的に対して、安心できる提案をしてもらえるかどうかで選ぶことが、テーラー選びとして一番のオススメです。

無料オーダー体験のご案内

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監修者

オーダースーツ銀座英國屋 代表取締役社長 小林英毅

小林英毅(銀座英國屋 代表取締役社長)

ビジネスウェアを選ぶ際の「どなたから、信頼を得たいか?」という視点を軸に、オーダースーツについて、お役に立つ情報をお届けいたします。

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