オーダースーツ 銀座英國屋コラム就活のリクルートスーツのコーディネート | 男性編 | これで面接も安心!
就活のリクルートスーツのコーディネート | 男性編 | これで面接も安心!
就活生から、リクルートスーツについてのお悩みをよく伺います。
それは、ネット上には、スーツを着る機会の少ない就活生にとって分かりにくい表現や、売り手としてのPR情報も散見するため、致し方ないのではないでしょうか。
この記事では、就活生向けに「リクルートスーツを選ぶ際の基準」を分かりやすく解説したいと思います。
実はこの基準は、就活時だけではなく、社会人としても一生使える内容ですので、ぜひ参考にしてください。
なお、就活のリクルートスーツのポイントを先に紹介すると以下の通りです。
・リクルートスーツの基準も「どなたからの信頼が必要か?」
・リクルートスーツはダークネイビースーツがおすすめ
具体的な「信頼を得られるスーツのコーディネート例」は、本文でご紹介しております。
このコラムが、リクルートスーツのコーディネートのご参考となりましたら幸いです。
目次
リクルートスーツの基準も「どなたからの信頼が必要か?」
まず結論から申し上げると、ビジネスウェアは「どなたからの信頼が必要か?」という視点を基準に選んでいきます。これは就活でのリクルートスーツも同様です。
学生時代のクラスメイトやサークル仲間などは、日々一緒に活動する中で徐々に人柄や性格、考え方などが分かってきたと思います。しかし就活の採用面接では、限られた時間で就活生を見極めなければならず、時間をかけてじっくりとその人の良さを判断することができません。
そのため、第一印象が「良さそう(信頼できそう)」であることが、非常に大切なポイントとなります。はじめの印象が良いからこそ、面接官はより内面(考え、能力、個性、アイデア)にも目を向けようとしますし、第一印象が良くなければ、どれだけ良いアイデアを持ち合わせていても、残念ながら最初の印象を覆すことはなかなか難しいからです。
だからこそ、ビジネスウェアの一つであるスーツの基準も「どなたからの信頼が必要か?」という視点が大切です。
しかし、一般的なスーツショップに就活スーツを探しに行くと、「流行」「新製品」「新機能」「オシャレ」「モテる」といった要素ですすめられるケースもあるかと思います。その時には、一度立ち止まって「その要素は、面接に必要だろうか?」と、考えてみることをオススメします。
例えば「オシャレ」という要素は、はたして面接に必要でしょうか?
私は、優先度が高いとは言えないと考えています。
就活生にとって「信頼が必要な人」は、「志望する企業の採用面接官」だと思います。
面接官に信頼を得られるコーディネートという視点に立つと、「お洒落」「モテる」などの要素は優先度が下がってくるはずです。
気を付けなければならないのは、「学生にとっての素敵なコーディネートとは異なる」という点。採用面接官は、ご自身よりもっと年上の方でしょうから、「30~50代の社会人から見て、信頼を得られる装い」を軸に考えることをオススメします。
場合によっては、ご自身の好みではなく、ご両親の好みの方が、適切な場合も多いと思います。
具体的な「信頼を得られるスーツのコーディネート」例
以下では、「信頼を得られるスーツのコーディネート」例を、挙げてまいります。
スーツ
まずは就活の服装の要である「リクルートスーツ」について見ていきます。
リクルートスーツは、既製スーツやパターンオーダースーツを選ぶ
既製スーツをおすすめする理由は「試着して、比較がしやすい」からです。
就活生にとっては、スーツは見慣れておらず、また着慣れてもいないと思います。
このため、実際に試着をしてスーツを着た自分の姿を鏡で見てみないと「このスーツで、はたして採用面接官からの信頼を得られるか?」という判断は、難しいのではないでしょうか?
そのため、「試着して比較可能な既製スーツ」を、数種類着用することをまず検討されるのがおすすめです。
その際、お店・ブランドも変え、試着し、写真も撮り、比較してみましょう。
ただし、手が長いなどの理由で「どうしても既製スーツでは合わない…」という場合には、オーダースーツの中でも調整箇所が少なくて済むパターンオーダースーツがおすすめです。
就活中は、かなりハードに着用するはずですから、高価なスーツを選ぶ必要はありません。
とにかく試着・撮影・比較して回り、「30~50代の社会人から信頼を得られる装い」という視点で「このスーツならば、良さそう」と納得ができるスーツを購入されることをオススメします。
リクルートスーツはダークネイビースーツがおすすめ
現在の就活スーツの約7割が、黒(ブラックスーツ)と言われています。
しかし、本来ブラックスーツは式典やレセプションといった特別なフォーマルな行事で着るもので、ビジネスシーンでの着用には不向きです。実際に社会になってからは、ブラックスーツを着る機会は冠婚葬祭に限られています。
そして日本のビジネスシーンにおいて圧倒的に着用されているのが、ダークネイビーとダークグレーのスーツです。その中でも、清々しさ・清潔感・フレッシュさを惹き立ててくれる色である「ダークネイビースーツ(濃紺スーツ)」は就活時にも最適です。
(また、ダークネイビースーツの購入時に、ワイシャツやネクタイなどの服飾品をコーディネートして揃えておくと、社会人になった後の買い直しも防ぐことができます。)
※本来、「ネイビー」は「濃紺」を指しますが、日本では「明るい紺」がイメージされやすいため、ここでは「ダークネイビー」と記載します。なお、「ダークネイビー」は造語です。
リクルートスーツの柄は、目立たない柄を選ぶ
リクルートスーツの柄は、無地or「目立たない柄」が、おすすめです。
なお、「目立たない柄」のなかの織柄は、シャドー柄とも呼ばれる、織り方で柄の変化を見せる生地を指します。
例えば織柄ストライプは、シャドーストライプと言います。パッと見は無地に見えますが、光の当たり加減でストライプ柄が見え隠れするため、悪目立ちせずオススメです。
リクルートスーツは、「ふつうの仕様」がベスト
基本的に「ふつう仕様」がベスト。
最近はオシャレやトレンドを意識して、凝った作りのスーツも出回っています。
例えばジャケットの袖ボタンのボタンホール(穴かがり)が、赤などの派手な色で作られているものや、腰ポケットがパッチポケット(後付けのポケット)の仕様になっているものが挙げられます。一見、目を引きますが、こうした仕様は軽薄な印象を与えてしまう恐れもあるので、特に就活の場ではベーシックな「ふつう仕様」が最適だと言えます。
ちなみに、もしパターンオーダーなどで、ベント(ジャケットの裾にある切れ込み)の仕様が選べるのであれば、ウェストとヒップの差寸が大きい人は、後ろのセンターベントが開きやすくなるので、サイドベンツがおすすめです。それは、センターベントは座ったときにベント自体が折れやすく、折りシワの原因になりやすいためです。ただし、あくまでも「選べるのであれば…」程度のことですので、センターベントでも、問題ありません。
ジャケットの一番下のボタンは留めない
スーツのジャケットの正面には、基本的には2つのボタンが付いています。
このジャケットの1番下のボタンは、留めないのがルールです。
これはスーツのジャケットは、ボタンから裾先にかけて綺麗なカーブを描くように作られているため、下のボタンを留めるとジャケットに不要なシワが寄ってしまうためです。
このルールは「アンボタン マナー」(unbutton manner)といって国際的にも知られています。
(一方、女性のジャケットは男性のジャケットは違い、裾までカーブは描かれておらず、直線になるよう作られていますので、下のボタンも留めます。また、女性のジャケットボタンは男性のジャケットと異なり、反対側にボタンが付けられています。これはもともと上流階級の世界では女性自身でボタンを留めるのではなく、使用人が留めやすいように男性とは逆に付いていたという説からきているようです。(そのほか、諸説あります。))
座る時・立つときのジャケットのボタンの
留め・外しができるとスマート
スーツは立位(立った状態)でボタンを留めることで、最も美しく見えるように作られています。そして人間の体は通常、座るとお腹周りが若干大きくなり、座った状態でボタンを留めていると、ボタン周りに不要なシワが寄って窮屈な印象を与えてしまいます。
そのため、座るときにはジャケットのボタンを外すのが自然です。
実際に「座っている時は前ボタンを外し、立ち上がる時にサッと留める」という動作を、自然にできるととてもスマートに見えます。ぜひ、練習してみてください。
スーツの正しい着方については下記の記事もぜひご覧ください。
スーツのオシャレな着こなし方とは?|理想的な着方とコーディネート例を項目別に解説
スーツのメンテナンスも大事
どんなスーツでも長く着ていると不要なシワがついたりするものです。そこで就活でスーツを使う上での、メンテナンス方法も簡単にお伝えします。
スーツを脱いだ後はブラッシングをする
スーツを一日着ると、目には見えなくてもあちこちにチリや埃がついています。これを放っておくと、生地が劣化したりカビの原因になったりして、スーツを傷めてしまう恐れがあります。そのため、スーツを脱いだ後は専用のブラシでスーツにブラシをかけましょう。ブラシのかけ方は、下から上方向に掻き出すようにブラシを動かし、最後に上から下に下ろすようにブラシをかけます。
小さなことですが、ブラッシングを続けることでスーツの持ちが格段に良くなるので、ぜひお試しください。
また、市販されている洋服ブラシは大半が柄の付いてるタイプが多いのですが、柄のついている洋服ブラシは力の加減が均等に伝わりにくいため、柄の無いタイプを選びましょう。
スチームを当てる
スーツは着ているうちに、ジャケットの肘の内側やズボンの膝裏などにシワが寄ります。シワが入ったまま着ているとだらしない印象を与えてしまいます。
このシワは、アイロンのスチームを当てることで簡単に取ることができるので、シワが深くなる前にスチームを当ててシワを伸ばしておきましょう。
ズボンの折り目はしっかり付ける
ズボンの両脚中央にある折り目(クリースライン)は、ズボンを穿いているうちに取れてきます。その折り目がなくなると、足が太く見えてしまい不恰好でなので、クリースラインがとれる前にきちんと折り目をプレスしておきます。
アイロンをしっかり当てることで簡単には復活しますので、折り目が消える前にアイロンを当てましょう。その際は、当て布も忘れずに。
ワイシャツ
ワイシャツの色は白
ワイシャツは様々なものがありますが、オススメの色は白です。
白いワイシャツは、面接で最も見られる顔まわりが明るくなり、顔色を良く見せる効果があるからです。また、柄は無地か織柄のものが最適です。
ワイシャツの襟の形は、 セミワイド or ワイド
ワイシャツの襟の形は、レギュラーよりもセミワイド or ワイドがおすすめです。
ワイシャツの襟が、上着の衿を飛び越えている人を見かけすることがありますが、ワイシャツの襟の長さが比較的長いセミワイドやワイドを選択することで、シャツの襟先がジャケットの衿の中に収まり、はみ出すことを防いでくれます。
ワイシャツの襟にはアイロンを掛ける
どんなに素敵な良いシャツを着ていても、シワがあると一気にだらしない印象になってしまいます。
最近はアイロン不要のノンアイロンシャツ(形状記憶・形態記憶など)もあり、袖や身頃にシワが入りにくくて便利ですが、襟だけはアイロンを掛けることをオススメします。視野に最も入る首元にヨレやシワがあっては、「面接官から信頼を得られる装い」にはなりません。
また、コットン100%のシャツは着ていて通気性も良く、とても気持ちが良いものです。ただし、ときおりご家庭で洗濯をし、アイロンがけをする方がいらっしゃいますが、コットン100%シャツのアイロンがけは非常に難しく、シワが残りやすいので、迷わずクリーニング店に出すことをおススメします。
ネクタイ
ネクタイの色は、青系 or 赤系
コーディネートの基本として、色数は抑えたほうが清潔感を感じられて好印象となります。
ダークネイビースーツにした場合に最もオススメなのは、ネイビーと同系色である青系のネクタイです。なお、ネクタイの色が薄い水色系の場合は、白ワイシャツとのコントラストがなく、全体にぼやけた印象になるため、青色の方が良いでしょう。
次点としては赤系ネクタイがおすすめです。
色彩心理学によると、青系・赤系では受けるイメージが違うと言われていますので、エントリーシートでPRした内容に合わせてセレクトするのも一案です。
・青系:色が薄いと、若さ・清潔感をイメージ。濃くなると、冷静さ・知的さを連想させる。
・赤系:情熱や活動的なイメージ。濃くなると、リーダーシップのある印象
ネクタイの幅は、スーツのラペル幅と合わせる
スーツのラペル(襟)幅とネクタイの大剣幅は、流行とともに密に連動されているので、スーツのラペル(襟)幅とネクタイの大剣幅を合わせるのが基本です。
感覚値 で±0.5㎝ の範囲で収めるようにしましょう。
結び目は、プレーンノットまたはセミウィンザー・ノットがおすすめ
ネクタイの結び方は、もっともシンプルなプレーンノット、またはセミウインザーノットがオススメです。
プレーンノットは、ノット(ネクタイの結び目の部分)が縦長でスッキリした印象を与えます。だらしなく見えないよう、しっかりと締め上げましょう。
また、最近はワイシャツの襟形がセミワイド or ワイドが主流になっています。
セミワイドやワイドカラーは、レギュラーカラーと比べて襟が外側に大きく広がっているため、プレーンノットで結ぶと結び紐が見えてしまう場合があります。その際はセミウィンザー・ノットがオススメです。逆三角形と左右対称なので、綺麗です。
ただし、ネクタイの生地の厚みによって、他の締め方を選んだ方が良い場合もあるため、試してみて下さい。
ディンプル(ネクタイのくぼみ・えくぼ)を必ず作りましょう。
大剣を下に引っ張る時に、人差し指をノットの中央下に差し込むと、ディンプルを作りやすいです。
ネクタイは、しっかりと締める
アパレル業界には、「3首」という「首・手首・足首が目立つ」ということを指す専門用語があります。
ネクタイの結び目は、その中の「首」にあたる大切なポイントです。
しっかりとワイシャツを第一ボタンまでとめ、ネクタイは首元まで締めていないと、だらしなく見えて目立ってしまうので注意しましょう。
ネクタイは締めた時に、大剣がベルトの上端・下端の間に来るように
ネクタイは、締めた時に大剣がベルトの上端・下端の間に来るように調節します。
もし、大剣の長さを合わせた結果、小剣が余ってしまったならば、折って、ネクタイバーで留めるのがスマートです。なお、ネクタイタイバーは、装飾品であり、外には見せないほうが、就活上は安全です。その際は、ネクタイの裏の隙間と、ワイシャツの前立て部分を、タイバーで挟むようにしましょう。
靴下
靴下はロングホーズがおすすめ
靴下は、ヒザ下までの長さのある「ロングホーズ」がおすすめです。
面接時には座るため、ロングホーズよりも短い靴下の場合、スネが見えてしまう恐れがあります。スネが見えてしまうのはマナー違反であり、印象を悪くしまいますので、ぜひロングホーズを使用してください。
靴下の色はダークネイビー
ロングホーズの色は、スーツに合わせてダークネイビーがおすすめです。
スーツの色と、同じ色(or それよりも濃い色)は、スーツのズボンの裾と靴下の境を曖昧にみせることができるので、全体がつながって見えて足長効果があります。
購入時には、同じ商品をまとめて購入する
買う時には、同じ商品を何足もまとめて買うこともお勧めです。
理由は、片方が破れたり、薄くなったりしても、残りの靴下と組み合わせて使えるため経済的だからです。
靴下のおすすめ商品
ここだけ銀座英國屋で扱う商品を紹介します。
実はロングホーズは、あまり売られていないので、見つけるのが大変かもしれません。
もし見つからない場合には、税込 1650 円で取り扱っていますので、ぜひ銀座英國屋にお越しくださいませ。
ベルト
革の色は黒・金具は銀
基本的に「ベルトは、目立たないもの」を選びましょう。ベルトが目立つと、腰の位置が目立ち、足が短く見えてしまいます。また、スーツ・コーディネート全体で、色数は少なくして、清潔感を保つことが大切です。このため、革の色は靴に合わせて黒、金具は銀色を選ぶことをオススメします。また、なるべく装飾(ステッチも含む)がないデザインが良いでしょう。
就活生向けのベルト一案
スーツに着慣れていない就活生向けの商品としては、UNIQLO のイタリアンサドルレザーベルトが一案です。
革靴
色は、ベルトに合わせて黒
ベルトと同じく、「靴は目立たないもの」を選びましょう。
靴が目立つと、ズボンの裾と靴の境界線が目立ち、足が短く見えてしまいます。
また、靴は黒が最もフォーマルな色で、色が明るくなるほどカジュアルの度合いが増します。このため、就活での革靴の色はベルト同様に黒を選びましょう。
形は、ストレートチップ・内羽根
靴は装飾性が増すほど、靴が目立ち、スーツと調和が取りづらくなります。そこで就活では装飾性がない靴を選びます。最も装飾性の薄いのが、ストレートチップ・内羽根という形です。
就活生向けには、着地の衝撃をやわらげる足に優しいタイプの靴も一案
就活では移動で歩く機会も多いので、革靴を履きなれていない方には、「運動靴の靴底のテクノロジーを使った革靴」お勧め。
若干、高価になってしまいますが、例えばmadrasのマドラスウォークや ASICS Walking のランウォークは、検討しても良いかと思います。
各オンラインショップのリンクを設置しておきますが、フィッティングが必要なため、各店舗に直接ご相談いただくことをおすすめします。
ただでさえ慣れない就活での疲労がありますから、さらに疲れてしまうアイテムはなるべく避けたいもの。最初の一足は革底でないものを選び、慣れてきたら革底の靴を購入するというのも手です。
シューキーパーを、購入しましょう
靴を脱いだあとは型崩れ防止のため、シューキーパー(スーツリー)の使用を強くおすすめします。シューキーパーを使わないと、つま先が反り返ってしまったり、また伸びきった革が元に戻らなくなってしまいます。
安い木製のも販売されていますが、簡易型スプリング式(装着時に、逆Vの字で伸ばすタイプ)は、かかと部分を小さな面積で強く押すことになり、かえって革靴を痛めてしまうので、避けましょう。
腕時計
「携帯があるから、腕時計はいらない」と、つい考えがちかと思います。
もちろん、携帯でも時間を確認することはできますが、腕時計をすることでビジネスマンとしてのスマートさや礼儀正しい印象を演出することができます。
時計を選ぶ際、文字盤やバンドがゴールド系統のものは避けましょう。
また、ダイバーウォッチなど極端に厚みのあるものも、スマートさに欠けるためスーツには不適切です。文字盤やバンドはシルバー系で若々しく、シンプルなものを身に着けるのが基本です。
また、腕時計バンドが革の場合は、革ベルトに合わせて黒バンドにし、全体的な統一感を持たせるのがポイントとなります。(ベルトと靴を黒にして、ちょっとアクセントに茶系のバンドという考えは、、、おススメできません。)
カバン
装飾がなく、色は黒で、金具は銀
ベルト・靴と同じく、目立たないカバンを選びましょう。
自立するカバンがおすすめです。
理由は、面接時にはカバンを足元に置くケースが多く、その時には自立した方がスマートに見えるためです。
インナー
ワイシャツのインナーは、
肌透け・汗染み防止としておすすめ
ワイシャツのインナーは、肌透け・汗染み防止として着用しましょう。
色は、ベージュ色がオススメです。
よく白のワイシャツの下に同じく白いインナーを着ている人がいますが、白地のワイシャツに白い肌着は透けて見えてしまいます。これは黒のインナーについても同じです。
自身の肌色に近いベージュでないと、薄汚く見えるので要注意してください。
外に見せないことを前提とした導入商品としての一案
UNIQLO エアリズムマイクロメッシュVネックT(シームレス・半袖)
スラックスのインナーは、必須ではありません
スラックスのインナーは、必須ではありません。
しかし、汗でベタつくことが無くなりスラックス自体も長持ちするようになるので、オススメの一品です。スラックスに隠れるため、色は何色でも良いでしょう。
外に見せないことを前提とした導入商品としての一案
UNIQLO エアリズムステテコ(前開き)
オンライン就活においても、基本的に同じ
いままでご説明してきた内容は、オンライン就活においても同じです。
ただ、ネクタイについて、太いストライプ・大きな柄は避けた方が無難です。オンライン就活の場合、上半身を映すため、ネクタイがうるさく見えてしまう場合があるためです。
また、細いストライプがはっきりと見えるスーツやネクタイもオススメしません。これはオンライン画面上でストライプ部分がチラついて見えてしまうことがあるためです。
さらに、これはスーツ・コーディネートの話ではありませんが、顔の明るさを考えた場合、ライティング(照明)がとても重要です。ベストなのは、「顔の高さにリングライト、目の高さにカメラ、その下に画面」という構成です。
替えを揃えるときには…
今までご説明してきた、ダークネイビースーツ・白ワイシャツ・青系ネクタイ or 赤系ネクタイ・黒靴という基本を外さず、「違うスーツショップ」で購入し着用してみることも大切です。製品・店員・ブランドなどを比較してその違いを知るのも、「信頼を得られる装い」を身に着けるための大事な勉強です。
せっかくお金を払うことですので、ぜひ、違うスーツショップでお買い物してみて下さい。そして、「信頼を得られる装い」の基本となる、このコーディネートを着こなせるようになれば、後は、派生系として対応すれば良いだけになります。
他に迷うことがあったら…
何かしら迷われることがあれば「どなたから、信頼を得たいのか?」を基準に考えてみて下さい。それで、失敗はしない回答が得られると思います。
さいごに…
銀座英國屋では採用を実施中
銀座英國屋の社長(40歳)と語れる90分インターンシップ(毎回定員5名)を開催中です。
インターンシップのテーマは【社長と語る「成長を実感」できる「働きがい」のある会社への挑戦】
銀座英國屋の社長は、平均勤続年数20年超(上場企業の平均は13.6年)を維持しながら、倒産寸前の老舗企業を優良企業に再生し、
一橋大学 MBA ・明治大学MBA ゲスト講師として招聘されています。
「成長」に興味ある方は、是非、採用サイトをご覧ください。
採用サイトはこちら。
まとめ
この記事では、就活生向けに「何を基準に、リクルートスーツを選ぶか?」を解説しました。
なお、就活のリクルートスーツのポイントを改めて紹介すると以下の通りです。
・リクルートスーツの基準も「どなたからの信頼が必要か?」
・リクルートスーツはダークネイビースーツがおすすめ
具体的な「信頼を得られるスーツのコーディネート例は、本文でご紹介しております。このコラムが、就活のリクルートスーツのコーディネートついての参考となりましたら幸いです。
監修者
小林英毅(銀座英國屋 代表取締役社長)
1981年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。 オーダースーツ銀座英國屋の3代目社長。 青山学院大学ファッションビジネス戦略論・一橋大学MBA・明治大学MBA・ネクストプレナー大学にてゲスト講師。 銀座英國屋は、創業80年。東京銀座・オークラ東京・大坂梅田・大阪あべのハルカス・京都に店舗展開。
ビジネスウェアを選ぶ際の「どなたから、信頼を得たいか?」という視点を軸に、オーダースーツについて、お役に立つ情報をお届けいたします。
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