オーダースーツ 銀座英國屋コラムスキャバルのロイヤル・イートン・スターダストの紹介│オーダースーツ人気ブランド生地解説

スキャバルのロイヤル・イートン・スターダストの紹介│オーダースーツ人気ブランド生地解説

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1938年にベルギーのブリュッセルで誕生したマーチャント(生地商社)スキャバルは、英国・ベルギー・ドイツを股にかけて最良の生地をプロデュースし続けています。

彼らが世に送り出すスキャバルブランドの生地は、英国紳士服の発信源であるテーラーの街、サヴィル・ロウ・ストリートに軒を並べる名門テーラーたちの生地ストックの大きな部分を常に占めています。

とはいえスキャバルは商社。英国の歴史と伝統をリスペクトしつつ、イタリア生地の良さも熟知した生地プロデュースが強みです。グローバルに活躍するビジネスパーソンにベストフィットする生地を常に生み出しています。

今回の記事では、そんなスキャバルが発信するスキャバルブランドの代表的な生地銘柄を紹介します。「本物の一着」を仕立てたいと願っているみなさんは、ぜひ参考にしてください。

英国文化とテクノロジーの融合がスキャバルのクラス感

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スキャバルブランドの生地には、英国紳士服の500年の歴史に根ざしたクラス感が漂っています。クラス感とは一流(最高クラス)であるということです。

クラスは本来「階級」を指し、上流階級の高貴な者が身に着ける教養、哲学、振る舞い、勇気、英断、そして装いなどのすべてが一流であるべきという、階級社会である英国流の考え方に由来します。

つまり、クラシックという言葉の本来の意味は「一流」です。現代から昔を振り返って、今でも価値がある一流のものをクラシックとよび、そこから転じて「古典」という意味で使われるようになりました。

スキャバルの生地がクラス感を漂わせる理由は、英国の伝統的な柄生地製法や柄行きを踏襲しつつ、現代の「一流」=「最高クラス」のテクノロジーを使って素材開発に向き合って生み出される生地だからです。

そんなスキャバルブランドの成り立ちや行き方、特徴については以下の記事で詳しく紹介しています。ぜひそちらもご覧ください。

スキャバルとは?|有名スーツ生地ブランド解説|オーダースーツの基礎知識

スキャバルの代表的な3つの生地銘柄

スキャバルの潤沢なブランド展開の中から、オーダースーツおよびジャケットにおすすめしたい代表的な生地銘柄のシリーズは以下の3つです。

●ザ・ロイヤル/THE ROYAL

●イートン/ETON

●スターダスト/STARDUST

銘柄ごとにその持ち味と魅力を、詳しく見ていきましょう。

ザ・ロイヤル/THE ROYAL

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スキャバルの膨大な数のラインナップの中でも、ひときわ高い人気を誇る生地銘柄がザ・ロイヤルです。

スキャバルが世界で初めて開発したことで有名なスーパー100’sの素材として、颯爽としたスタイリッシュな装いを楽しめる風合いを持っています。

上顧客の限定裏メニューから生まれたザ・ロイヤル

ザ・ロイヤルは、従来は別の呼称で特別な顧客向けの、いわゆる裏メニューとして作られていました。それが、表舞台の正式なコレクションにザ・ロイヤルとして発表されたというエピソードがあります。

発表後に一度リニューアルされて、現在のザ・ロイヤルは2代目です。

決して華美に走らず、控えめながらも艶っぽさがある佇まいを表現してくれる生地です。着心地の快適さはもちろん、耐久性や回復力に優れており、シワになりにくい特徴が喜ばれるポイントです。

英国調のザ・ロイヤル、産地はイタリア

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英国製が中心のスキャバルのラインナップの中でも、この銘柄はイタリア製です。生地商社スキャバルならではの多様性を楽しめる生地となっています。

目付(めつけ:生地1メートルのグラム数)は打ち込みが良い280g/mクラスで、織り方は2/1綾織(三つ綾)です。これは経糸(縦糸)2本に対し緯糸(横糸)1本で綾を織り成し、畝による光沢としなやかさが強調されるイタリアらしい織物といえるでしょう。

このザ・ロイヤルは一般的なイタリア製のスーパー100’sの生地と比べると、そのしっとりとした艶感が漂うなめらかな生地質はあきらかに一線を画しています。

同じスーパー100’sとの比較に留まらず、名目上もっとハイクオリティの生地と比べても、ザ・ロイヤルはまったくひけをとりません。表記された数値だけでは、クオリティは判断できないお手本のような生地といっても過言ではないでしょう。

多くの季節とシチュエーションをカバー

280g/mという目付だけで考えれば、一般的には冬向けの肉厚になります。

しかしザ・ロイヤルは、スーパー100’の極細繊維から作られた細番手の糸を使用し、クリアカットでケバ立ちのないなめらかな目風でもあるので、スリーシーズンの着用が可能です。

繊細でもしっかりと打ち込まれているので、しなやかさの奥に強靭さがひっそりと控えている、安定性が高い生地となっています。そこそこの高密度の織組織を持つ生地なので、仕立て映えも素晴らしいです。

ビジネスユースだけでなく、セレモニーやパーティに着用しても違和感のないグレードが担保されています。

イートン/ETON

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イートンもイタリア製の銘柄で、スーパー130’sの繊細でしなやかな手触りの最高級素材です。イタリア特有のぬめり感と、スキャバルお得意の高密度の打ち込みのコラボレーションが生み出す極上のオーダースーツ生地といえるでしょう。

生地そのものの産地はイタリアですが、色柄のテイストはオーセンティックな英国柄そのものです。それもそのはずで、イートンというネーミングの由来は英国の名門パブリックスクールである男子全寮制のイートンカレッジです。

名門校イートンカレッジの伝統が反映されたテイスト

イートンカレッジはバークシャー州イートンに広大な敷地を持ち、王室の街ウィンザーとはテムズ川を隔てた対岸に位置します。校舎や礼拝堂はゴシック様式であり、重厚な歴史博物館があります。

創設以来多くの上流階級の子息が学び、著名人を輩出してきました。とりわけ20人の英国首相を輩出した英国ではピカイチの名門校と讃えられています。

そんなイートンカレッジをイメージコンセプトとしたイートンは、英国の枠を超えて世界の著名人や指導者からも愛用されています。

バラク・フセイン・オバマ2世(アメリカ合衆国第44代大統領)の大統領就任演説で着用していたブラックスーツは、スキャバルのイートンの生地で仕立てられたものでした。

繊細なのに強靭であるダブルエッジの秘密

通常のスーツ用の服地に使用される糸は経糸に双糸、緯糸は単糸がごく一般的です。しかしこのイートン銘柄は経糸(縦糸)、緯糸(横糸)ともに双糸を使用しています。双糸とは複数の糸を撚り合わせて1本にした強度が高い糸です。

双糸は糸の捻りと逆方向に2本の糸を撚り合わせるので、強度が単糸に比べて2.5〜3倍になります。また、撚り合わせは糸のテンションを落ち着かせ、箇所ごとにムラがある太さもならされて均一感が出るので、綺麗な目風の生地に仕上がるのです。

外見上はイタリア産らしい艶っぽいぬめり感があっても、本質的には決してヤワな生地ではありません。縦横ともにスーパー130’sの双糸を使うイートンは抜群のハリとコシがあります。

また、細番手の糸であってもスキャバルならではの打ち込みの良さによって、耐久性が高い生地となります。

このように上質な双糸をフルで使用することにより、繊細なのに強靭というダブルエッジの効いた極上の生地が生まれるのです。

一度着用すると虜になる魅力的なイートン

ザ・ロイヤルと同様に280g/mクラスの目付ですがザ・ロイヤル以上に繊細なスーパー130’sであり、夏場を除いていつでも快適な着用を楽しめます。

イートンで仕立てたものを着用すると、その快適さと仕立て映えの良さの虜になる人がほとんどです。

ビジネスシーンで存在できる範疇ではマックスのラグジュアリー感が味わえるオーダー生地で、これに比肩するものはゼニアのトロフェオくらいしか思いつかないほどです。

スターダスト/STARDUST

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夜空に散りばめられるスターダスト(星屑)という​​小洒落たネーミングのこの生地は、奥行きがある厳かな煌めきを秘めたスポーツジャケット専用の服地コレクションです。

世界の紳士を惹きつける、スターダストの魅力を見ていきましょう。

厳かなビスコースの光沢はまさに星屑の煌めき

なめらかな肌触りとほどよくモダンで上品な配色の、ふんわりとして着心地が快適なジャケット専用素材です。複数の糸を撚り合わせた意匠糸であるツイストヤーンが、優しくも豊かな彩りを表現します。

上質ウールとビスコース、エラステインの三者混素材です。ビスコースはレーヨン系の再生繊維で自然な光沢と美しい質感があります。

そしてエラステインはポリウレタンのことで、ストレッチ性を持たせるために混紡されている素材です。

ミッドナイトブルーやブラックに近いダークネイビーのぼかしチェックなどの織地ベースに、シルバーやゴールドのひっそりと煌めくビスコースがまさに星屑のように散りばめられています。

無地のものは落ち着いたトーンの背景に、ビスコースが小惑星の瞬きのような厳かな光沢をのぞかせます。

ビジネス戦士の休息を至福のひとときに

スキャバルのスーツ生地のファブリックコンセプトは、グローバルに活躍するビジネスパーソンのスーツスタイルを飾る生地です。しかしジャケット専用生地は、提案の対象とする人たちは同じですがコンセプトの切り口は違います。

その人たちがオフタイム、いわば戦士の休息を心ゆくまで寛ぐ後押をするジャケットの生地です。

スターダストの目付は320g/mという、秋冬のオフタイムにジャケットとして羽織るには最適な重さです。これでスポーツジャケットを仕立てると、控えめでも華やぎがあるエレガントなジャケットになるでしょう。

ちなみに、スポーツジャケットという名称は、スポーティタイプのジャケットと誤解されることがあります。そうではなくクラシックな「紳士のスポーツ」である乗馬や狩猟などのカントリースポーツで使われるジャケットという意味です。

そのため、丈夫で動きやすい素材が選ばれます。

従来のスポーツジャケットのデザインは、肩の後ろにアクションプリーツがあるノーフォークジャケットやライディングジャケットなどでした。しかし現代では、スーツの上着とほぼ同型に近いテーラードタイプのジャケットデザインが一般的です。

ただし、胸ポケットや腰ポケットをパッチポケット(貼りポケット)やマチ付きのフラップポケットにしたり、カラー(上襟:ゴージラインより上の部分)にベルベットやコーディロイを使ったり、肘にエルボーパッチをつけたりすることも多いです。

オフタイムを寛がせてくれる優雅なスポーツジャケットに

実際に乗馬や狩猟をするわけでなくとも、あたかもカントリーを散策するような晴れやかな気分でオフタイムを過ごすためのジャケットと解釈しましょう。

そしてそういうオフタイムを優雅に飾るジャケット用として最適な素材こそ、スターダストなのです。

ふわっとしていても厚ぼったくはなく、扱いやすい肉厚です。中にウエストトコート(ベスト)やニットのトップス、外にオーバーコートなどを重ね着しても着膨れしません。

また、スターダストはインナーおよびボトムス、アウターのコーディネートもしやすい素材です。スポーツジャケット用に、さまざまな面で非常にバランスの取れた生地となっています。

さいごに

いかがでしたでしょうか?
もし、ご興味のある生地がございましたら、ぜひ、現物の生地を、触って、顔映りをお確かめいただければと思います。

なお、オーダースーツ銀座英國屋では、「無料オーダー体験」(オーダースーツの無料相談+フィッティング体験)をご用意しています。
これをご利用いただければ、ご自身で選ばれた生地・デザインでの価格を確認いただいた後に、改めてお仕立てを検討いただくことも可能です。

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監修者

オーダースーツ銀座英國屋 代表取締役社長 小林英毅

小林英毅(銀座英國屋 代表取締役社長)

1981年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。 オーダースーツ銀座英國屋の3代目社長。 青山学院大学ファッションビジネス戦略論・一橋大学MBA・明治大学MBA・ネクストプレナー大学にてゲスト講師。 銀座英國屋は、創業80年。東京銀座・東京赤坂・オークラ東京・大坂梅田・大阪あべのハルカス・名古屋・京都・奈良に店舗展開。

ビジネスウェアを選ぶ際の「どなたから、信頼を得たいか?」という視点を軸に、オーダースーツについて、お役に立つ情報をお届けいたします。

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