オーダースーツ 銀座英國屋コラムレダ(REDA)とは高級感と耐久性、価格優位性が共存する稀なオーダースーツ生地
レダ(REDA)とは高級感と耐久性、価格優位性が共存する稀なオーダースーツ生地
レダブランドは、150年の歴史の中で連綿と培われてきた技術と徹底した一気通貫の生産体制により、安定した品質を実現しています。
比較的コストパフォーマンスが良いオーダースーツが仕立てられるレダブランドは、常に平均点以上のスーツスタイルでいることを望む方に最適な生地です。今回の記事では、レダの魅力をわかりやすく紐解いていきますので、オーダースーツ生地を選ぶ際の参考にしてください。
外さない服を望む方に最適なオーダースーツ生地がレダ(REDA)
ビジネスシーンでは、第一印象でその取引の方向性が決まることもあります。だからこそ初めて会う方に、そしてもちろん何度もお会いする方にも、常に良い印象を与えるスタイルでありたいものです。
そのような「常に良い印象を与えたい」という思いを持つビジネスパーソンには、レダのオーダー生地を使ったオーダースーツをおすすめします。誤解を恐れずに端的にいえば、レダのオーダー生地を選んで仕立てれば、そうそう失敗はありません。
もちろん、レダブランドの中にはさまざまなグレードがあります。そして、すべてのグレードが価格に見合うだけのパフォーマンスを提供してくれるのです。
それは単に、物理的な品質のみを意味するのではありません。センス感やファッション性も含め、常に基準を上回るクオリティを見せてくれます。
そういう意味では、レダクオリティはグローバルスタンダードレベルといえます。日本国内だけでなく、海外出張で着用しても、現地で一目置かれる風格を装いから滲ませるクオリティといえるでしょう。
レダ(REDA)のオーダースーツ生地の特徴
常にファッショントレンドを感じさせながら、水準以上に洗練された服のファブリックを提供するレダとは、どのようなブランドかを見ていきましょう。
一貫生産にこだわる長い伝統を誇るレダ(REDA)
1865年に創業者 Carlo Reda は、イタリア北部のビエラにて、テキスタイルの製造を開始しました。現在でもレダが本拠地を構えているビエラ地域は、英国のハダーズフィールドや日本の尾州一宮に匹敵する毛織物のメッカです。
それらに共通する環境は、美しい自然と澄んだ空気、そして高品質の軟水に恵まれています。産業革命の波が来たとき、彼は手作業で動かす織機ではなく機械式織機を最初に導入した人たちの中のひとりでした。
その後、羊毛工場として初めて高速織機を導入し、世界で初めて緯糸(緯糸)に単糸を使用するなどの技術革新を続けたのです。
レダは1993年に、ニュージーランドに3つの自社が運営管理する牧場を設立しました。繊細で収縮性に富む高品質の原毛を生産できるメリノ種の羊を、実に3万頭も飼育し始めたのです。
レダは羊毛原料を自社で生産・管理することで、原料から仕上げまでの真の意味での一貫生産ができる稀なテキスタイルブランドとなりました。
レダが使用する羊毛原料にはトレーサビリティ、原料の出所を追跡する能力が備わっています。原料のもとになった羊を特定できるシステムで、そのトレーサビリティを管理します。
そんなレダは現在、生産量の70%以上を海外に輸出している極めてグローバルな生地の供給者です。
今日では、ほぼすべてのファッション先進国のトップブランドとトップアパレルメーカーが例外なくレダのファブリックを使用しています。
しかし、レダ自体は昔から少しも変わらず、常に最新の技術と伝統的な職人技の両方を重視し、高品質の製品を効率的に世界に届けています。
レダ(REDA)の特徴はオールラウンドプレイヤー
世界のトップブランドである「ジョルジオアルマーニ」、「エルメネジルドゼニア」、「ブルックスブラザーズ」などのビッグネームは、レダブランドの主要な顧客です。
日本国内でも多くのテーラーはもちろん、トップデザイナーズブランド、セレクトショップやアパレルメーカーがこぞってレダを使用しています。
レダブランドの生地を使用した服は見るからに高級感があり、風合いや光沢が第一級であるだけでなく、伸縮性と耐久性にも優れています。
熱処理で生地にツヤを与えるドルフィン加工や、ファブリック表面の温度上昇を抑える特殊加工であるアイスセンス技術を駆使して、高品質な服を効率的に提案しているのです。そのため、見た目のゴージャス感に対して優れたコストパフォーマンスを備えています。
その結果、ありとあらゆる現代ファッションに対応が可能で、クラシックテイストからトレンドまであらゆるカテゴリーをカバーできる生地ブランドとして、揺るぎない地位を確立しました。
毎年春と秋に発表されるテキスタイルコレクションの銘柄数は2,500種類にものぼります。デザインの豊富さはまた、オールラウンドプレイヤーの役割をさらに後押しする要素となります。
レダ(REDA)の一般的な評価
レダの生地で仕立てたオーダースーツは艶があり、しなやかで、軽くて柔らかい印象があります。一般的に、そのような高品質の生地は繊細で取り扱い方が気になるところです。
しかしレダは自社工場内にて、ファブリックの摩擦・引裂き強度試験によって耐久性を慎重に見極めています。そのため、レダのファブリックは高級感があっても脆弱ではなく丈夫であり、その上で一般的な高級ブランドよりも価格優位性があると定評があります。
この一般的な認知により、レダブランドは非常に幅広いファン層を抱えているのです。その範囲が幅広いのは年齢層と収入層の両方であり、スーツを着て仕事をする多くの業界、業種、職種によって支えられています。
さいごに
レダは超高級品とは少し違うかもしれませんが、見た目の高級感からすれば意外な耐久性とコストパフォーマンスが強みであるオーダースーツ生地を提供しています。
アグレッシブに仕事でスーツを着こなし、多くの人と出会う日々を過ごすビジネスパーソンにはおすすめできるオーダー生地ブランドです。
常に水準以上のスタイルを目指すみなさんが、オーダースーツ生地を選ぶ際の参考にしてください。
監修者
小林英毅(銀座英國屋 代表取締役社長)
1981年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。 オーダースーツ銀座英國屋の3代目社長。 青山学院大学ファッションビジネス戦略論・一橋大学MBA・明治大学MBA・ネクストプレナー大学にてゲスト講師。 銀座英國屋は、創業80年。東京銀座・オークラ東京・大坂梅田・大阪あべのハルカス・京都に店舗展開。
ビジネスウェアを選ぶ際の「どなたから、信頼を得たいか?」という視点を軸に、オーダースーツについて、お役に立つ情報をお届けいたします。
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