オーダースーツ 銀座英國屋コラムラルスミアーニのオーダースーツ生地はまるでカシミヤのたおやかさを持つコットン素材

ラルスミアーニのオーダースーツ生地はまるでカシミヤのたおやかさを持つコットン素材

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カシミヤのように柔らかくきめ細かいコットン生地で有名な、クラシコイタリアのオーダースーツ生地ブランドのラルスミアーニ(LARUSMIANI)。コットンスーツやコットンジャケットを仕立てたい方には、ぜひ検討していただきたい素敵なブランドです。

今回の記事では、ちょうど100周年を迎えたラスルミアーニの内容が濃い歴史と得意のコットン生地の特徴をご紹介します。カジュアル寄りのオーダースーツを仕立てたいと考えているみなさんは、ぜひ参考にしてください。

ラルスミアーニ(LARUSMIANI)の眼を見張る歴史

オーダースーツ・フルオーダースーツ・ラルスミアーニ

ラルスミアーニ(LARUSMIANI)の創業者グリエルモ・ミアーニは、1922年にミラノでスーツのサルトリア(仕立て業)「Guglielmo Mian(グリエルモ・ミアーニ)」を始めました。

グリエルモの創造性と固い決意により、ミラノの芸術家や文学者、政治家や起業家などが次々と顧客となります。

有名な顧客にはあの映画王チャーリー・チャップリンや喜劇王バスター・キートンなどの映画史上に残る人物ほか、多くの芸術家や指導者が名を連ねていました。

撥水レインコートで一躍有名に

1936年にオーダースーツの仕立てと並行してレインコートの生産を開始したところ、爆発的な成長を遂げました。折しもトレンチコートが世界的に流行し始めた頃です。

一躍有名になった撥水性があるレインコートの商品名「ラルスミアーニ(LARUSMIANI)」を商標とした織りネーム(ラベル)が、それ以降の製品に縫い付けられるようになりました。

水鳥を意味するラテン語のラルス(LARUS)と創業者名ミアーニを組み合わせたブランド名です。撥水コートのイメージを、水を弾く水鳥の羽毛と重ね合わせ、水鳥が空に飛び立つ自由と独立のイメージも付加して選ばれました

1939年から1958年の間に、グリエルモ・ミアーニはミラノの中心部に4つのショップをオープンしました。そのうち、1954年にモンテナポレオーネ通りに開業したショップは「Larusmiani Concept Boutique」として今もなお健在です。

英国生地輸入に貢献し英国から褒章

1950年代になると、繊維貿易が発展し始めます。グリエルモ・ミアーニはテーラーショップ事業に加えて、英国からの上質な生地の輸入を開始しました。世界で最も貴重かつ繊細な生地と評されるビキューナを、イタリアに初めて輸入したのもラルスミアーニです。

1965年、エディンバラ公爵のフィリップ王子がグリエルモ・ミアーニのミラノのショップを訪問しました。それはGuglielmo Mian(グリエルモ・ミアーニ)がイタリア最大の英国生地輸入業者だからです。

その後、1970年にグリエルモ・ミアーニは、大英帝国勲章をオフィサー(O.B.E:将校)の位で授与します。グリエルモ・ミアーニは優れた仕立て屋であり、先見の明のある企業家であるだけでなく、ミラノを愛する慈善家としても名を馳せました。

二代目に、そして三代目に受け継がれる起業家精神

1973年、グリエルモの息子であるリカルド・ミアーニが取締役として経営に参加し、その際に社名を商標と同じ「ラルスミアーニ(LARUSMIANI)」に変更しました。リカルドは、ブランドの産業的要素と仕立て屋としての要素を調和させることに成功します。

数年後、ラルスミアーニはイタリア発のテキスタイルコレクションを作成したおかげで、ハイエンドテキスタイルの生産で世界をリードする存在となります。

伝統的な英国の生地よりも革新的で、イタリアとフランス双方の新しいデザイナーのニーズを満たすことができるハイクオリティの生地を生み出しています。

1980年代の終わりにラルスミアーニは、近代的な本社ビルを建てました。今日、ラルスミアーニは際立って優れたコットン生地をはじめ、ウール、カシミヤ、リネンの繊維を使用して年間200万メートル以上の生地を生産し、世界中に流通させています。

2000年、リカルド・ミアーニの息子であり、祖父の名を戴いたグリエルモ・ミアーニがテキスタイル部門に参入し、優れた手腕を発揮します。

その後CEO(経営最高責任者)となった彼は、祖父と同じ名、そして同じ起業家精神を持って、アパレル部門の可能性を模索しました。

2022年に100周年を迎えたこのブランドは、本物のクラシコイタリアを代表し、職人の伝統を守り、常に新しい現代のトレンドを先取りしているのです。

ラルスミアーニのオーダースーツ生地の特徴

オーダースーツ・フルオーダースーツ・ラルスミアーニ

ラルスミアーニのオーダー生地の中でも、評価が高いのは何といってもコットン生地です。スーツにもジャケット単品にも使え、できればスーツやスリーピースとして仕立てて、揃いとして、単品として、あれこれ使って楽しむのがおすすめです。

なめらかな生地やスエードタッチの繊細な起毛タイプなど、さまざまな表面効果のコットン生地が用意されています。

カシミヤのように優しい肌触りのコットン生地は、仕立て上がりの軽やかさが抜群で、季節の汎用性も高く、ほぼ年間通して着用できるのもラルスミアーニのコットン生地の強みです。

ジャケット単品使いも楽しいですが、ベストを仕立てておけばウールのスーツの中にオッドベストとして着用でき、モダンでシックな着こなしが楽しめます。

なかでもコットンに微量のポリウレタンをブレンドしたラルスミアーニお得意のコットンストレッチ生地は、コットンの風合いはそのままに適度なストレッチ性があり、絶妙なフィット感が得られます。

ラルスミアーニ(LARUSMIANI)がおすすめな人

ラルスミアーニがおすすめな人は、かっちりしたスーツは持っているけれど、ちょっとリラックス感があってオフタイムでも着用できるスーツやジャケットを考えている人にぴったりです。

着こなしや着崩しファッションが好きな人には、ベストも合わせて作ることでコーディネートの幅が広がって楽しみが増えることでしょう。

さいごに

カシミヤのような軽やかでしなやかなコットン生地で知られるラルスミアーニ(LARUSMIANI)は、クラシコイタリアブランドの名門であり、1着はコットンスーツを仕立てておきたいブランドです。

100年の歴史にはその長さ以上に、さまざまなチャレンジと革新が詰まっています。クラシックスタイルとはいえ、現代のビジネスパーソンらしい洗練されたテイストが漂うオーダースーツ生地です。

オフタイム向けやコーディネート向けのスーツ・ジャケット・ベストを考えているみなさんは、ぜひラルスミアーニのハイエンドなコットン生地でオーダースーツやスリーピースを仕立ててみましょう。

ラルスミアーニ(LARUSMIANI)にご興味を持たれたなら、銀座英國屋の店頭でお気軽にご相談ください。

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監修者

オーダースーツ銀座英國屋 代表取締役社長 小林英毅

小林英毅(銀座英國屋 代表取締役社長)

1981年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。 オーダースーツ銀座英國屋の3代目社長。 青山学院大学ファッションビジネス戦略論・一橋大学MBA・明治大学MBA・ネクストプレナー大学にてゲスト講師。 銀座英國屋は、創業80年。東京銀座・東京赤坂・オークラ東京・大坂梅田・大阪あべのハルカス・京都に店舗展開。

ビジネスウェアを選ぶ際の「どなたから、信頼を得たいか?」という視点を軸に、オーダースーツについて、お役に立つ情報をお届けいたします。

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