オーダースーツ 銀座英國屋コラム決定版!オーダースーツの仕立てでミスしない方法

決定版!オーダースーツの仕立てでミスしない方法

オーダースーツ銀座英國屋のメンズ無料オーダー体験(メンズのオーダースーツの無料相談+フィッティング体験)

オーダースーツ銀座英國屋|ふるさと納税

これまでオーダースーツを仕立ててみて「失敗した」と感じたことはありませんか?また、これからオーダースーツを仕立てたいと思っていても、失敗するのが不安だということはありませんか?

既製品のスーツに比べて、オーダースーツは数倍〜数十倍の値段になることもあります。成功すれば、既製スーツに比べてそれだけ素敵に見えるスーツが仕上がりますが、失敗は絶対に防ぎたいですよね。

実は、オーダースーツ作りの失敗には、いくつかのシンプルな共通点があります。今回は、あなたにオーダースーツ作りを成功していただくため、失敗する人に共通する「ミス」とその防ぎ方を解説したいと思います。

オーダースーツの「失敗」の定義

オーダースーツの仕立てにおいて、「失敗」とは何を意味するのでしょうか?このコラムでは、まずその定義からしていきます。

サイズが合っていない

スーツに限りませんが、見た人から好印象を持たれないような服装は、明らかに失敗だと言えるでしょう。端的に言えば「ダサい」「カッコ悪い」「清潔感がない」と思われてしまうことです。ではどのような時に格好悪く見えるのでしょうか?

スーツがダサく見える要因として、まず「サイズが合っていない」ということが挙げられます。だからこそ「ご自分の体型にピッタリとフィットしているスーツ」が求められ、最近のオーダースーツ人気に繋がっているのかと思います。なお、今の日本の傾向として、30歳代未満は細すぎるスーツ、また、40歳代以降は大きすぎるスーツを着ている方が、多い印象です。

もしかしたら、学生時代に詰め襟やブレザーなどの学生服を着ることが多い日本人男性は、習性で「着られればいいや」程度にサイズを考えている人が多いのかも知れません。また、カジュアルな洋服の延長で流行を取り入れすぎてしまっているのかもしれません。しかしスーツのサイズが合っていないようでは、ビジネス上、相手から好印象を持たれにくいでしょう。

・サイズミスが与えるネガティブな印象

例えば大きすぎるスーツを着てしまっていると、「だらしない」「自己管理ができていない」などのマイナスのイメージを与えます。お笑い芸人のボケ役の方は、「一目でボケ役」と見られるように、敢えて身体に合っていない洋服を着用していたりもします。『人は見た目が9割』とも言われますが、普通、人は素肌を晒して歩いているわけではありません。「見た目」と言っても、ビジネスシーンではその中の大きな要素がスーツなのです。

信頼を損なう

仕立てたオーダースーツは、ビジネスシーンで着用することが多いと思います。仕事相手に「仕事ができない」ような印象を与えるスーツも、失敗だと言えるでしょう。ビシッとスーツを着こなしている人は、何も喋らなくてもそれだけで「仕事ができそう」「信頼できそう」という印象を与えます。

銀座英國屋では、スーツを着る目的を「信頼を得るため」だと捉えております。ビジネスに使用するためのモノだからです。逆に「信頼を損なう」スーツは、失敗だと考えています。

自分の抱いていたイメージと違う

例えビジネス相手に好印象を持たれなかったとしても、自分が喜んで着れるならまだマシかも知れません。ビジネスツールとしては機能を果たしていませんが、仕事そのもので挽回できるチャンスもあるからです。しかし自分自身が気に入らなければ、そのスーツを着ることすらないでしょう。そうなるとオーダースーツを仕立てたこと自体、まさに無駄です。

オーダースーツ作りで失敗が多い理由

既製スーツの場合、「買ってみたら自分の思っていたイメージと違った」なんていうことはまずありません。鏡に当ててみたり、試着してみることもできるので、自分が着た姿を直接見て購入することができるからです。しかしオーダースーツは違います。

試着して購入ができない

オーダースーツは、試着できません。つまり、自分が着た姿を「想像」した段階、要は「モノ」ができていない段階で、注文を決定しなければならないのです。オーダースーツ作りで失敗してしまう大きな理由は、ズバリここにあります。

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オーダースーツの「成功」の定義

ではここまで解説したことから、オーダースーツの「成功」とは何と言えるでしょうか。

フィット感

まず、せっかくオーダースーツを作るのですから、サイズはピッタリのスーツを仕立てたいところです。とは言え、同じ寸法でも、生地や縫い方などによって微妙にフィット感は変わってきます。仮縫い品を試着した時に、違和感や感じたことをしっかりフィッター(フィッティング専門技術者)に伝えることで、ジャストフィットなオーダースーツを作りましょう。

信頼を得る

ビジネスシーンで着るスーツの目的は、「信頼を得る」ことだと断定して良いでしょう。その逆に「信頼を損なう」ことを目的とする人などいません。であれば、信頼を得ることができる、あなたの着用シーンに相応しいスーツにすることも成功の条件です。「スーツを仕立てる目的」をスタイリスト(接客担当)に伝えることで、目的に沿ったスーツに仕上げることができます。

陥りがちなミス

では、オーダースーツ作りで失敗につながる「ミス」とはどのようなものがあるのでしょうか?

目的が曖昧

あなたはなぜ、オーダースーツを作りにお店に行くのでしょうか?

・今までのスーツが身体に合わなくなったから

・今までのスーツの縫製がイマイチだったから

・接客担当が合わなかったから

・スーツが古くなったから

・雑誌で紹介されていたから

このような理由が多いかと思います。しかし、それはキッカケに過ぎません。あくまで、スーツを作る本来の目的は他にあるはずです。例えば「取締役に就任したから、その立場に見合ったスーツがほしい」ですとか、「株主総会で挨拶をする時のスーツが必要になった」などです。

このように、「着用シーン」と「オーダーする目的」を明確にしておかないと、なんとなく生地やディテールを選んでしまい、結果として欲しかったスーツを仕立てられない羽目になります。

専門分野が違う

あなたはこれまで、オーダースーツ店の「得意分野」について考えたことがありますか?実は大きな区分として、オーダースーツ店の得意分野には2つあります。ファッション向けスーツと、ビジネス向けスーツです。

あなたがもし、ビジネスシーンで活躍するためにスーツを仕立てたいと考えているなら、ファッション向けスーツが得意なお店には行かない方がいいでしょう。イメージ通りのスーツができない可能性が高いからです。この場合はビジネス向けスーツが得意なお店に行くべきです。

※ちなみに銀座英國屋は、ビジネス向けスーツが得意分野です

その逆で、あなたがもし、プライベートでカジュアルなパーティーで着用するスーツを仕立てたいと考えているなら、行くべきはビジネス向けスーツが得意なお店ではありません。ハイブランドをはじめとする、ファッション向けスーツが得意なお店に行くべきです。

他のスーツ店と同じものを仕立てるようにオーダーする

稀なケースですが、他のスーツ店と同じものを仕立てるように依頼されることがあります。しかしこれも失敗する確率がかなり高い「ミス」です。どういうことかと言うと、スーツ店によって、基本製図が違い、また使用する副素材(胸部分を構築的にする芯地など)も、縫製体制も異なるからです。

このため、サンプルとなるスーツをお持ちいただき、「これと同じスーツを仕立てて欲しい」とオーダーいただいたとしても、全く同じものは仕立てられません。「どこか違う…」という結果になってしまいます。

ネット情報だけに頼りすぎる

「オーダースーツ おすすめ」などのキーワードで検索してしまうと、「おすすめランキング」などのブログが上位に並びます。それらの情報は玉石混交なので、安易には信じられません。基本的にネット上の情報だけでお店を選ぶと、失敗の恐れがあります。

とは言え、どうしても情報収集をしたい場合は仕方ありません。以下の記事を参考にしてみてください。

『おすすめのオーダースーツ店をネット検索してはいけない!?その理由と解決策』

「歴史」や「記事を書いている人」を確認することなど、ネットの情報から失敗のないお店を選ぶ方法を解説しています。

服地ブランドを優先しすぎる

有名だからという理由で、対応できる服地ブランド「だけ」でお店を選んでしまうのも危険です。服地ブランドは、あくまでも一つの要素だからです。オーダースーツには、接客やフィッティング、縫製など様々な要素が絡みます。それらを複合的に見て、自分に適した店舗を選ぶようにしましょう。

店舗スタッフに丸投げ

どのような商品でも同じだと思いますが、全てを店舗スタッフ(フィッターやスタイリスト)に丸投げするのは、失敗の原因になるため、やめたほうが良いです。あなたのイメージをしっかりスタッフに伝えながら、一緒にスーツを作っていく心づもりが必要です。

オーダーの種類が違う

オーダースーツには、大きく分けて次の3つの種類があります。

・フルオーダー

・イージーオーダー

・パターンオーダー

1着ずつ採寸して、型紙を起こして縫製まで通して仕立てるのがフルオーダーで、決まった型紙を調整しながら仕立てていくのがイージーオーダーやパターンオーダーです。

※これはあくまで一般的に言われていることであって、実は明確な定義は定まっていません。

もちろんそれぞれメリットがありますが、違いを知らずに注文すると、思っていたスーツができません。

「フルオーダー」を謳っていても、実際はイージーオーダーやパターンオーダーのような内容だったり、逆に「イージーオーダー」を謳っていても、内実フルオーダーに近いことをしている店舗もあります。

そのため迷うのは仕方ないことではありますが、できるだけ「フルオーダー」「イージーオーダー」「パターンオーダー」の一般的な違いを把握しておいて、ご自分が求めるスーツづくりができるお店に行くようにしましょう。

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失敗を防ぐ方法

失敗を防ぐには仮縫いが決め手

結論から言うと「仮縫い(フィッティング)」の工程が、「フィット感」の上で、失敗をしないために最も重要です。ちなみに「仮縫い品」とは、フィッターが採寸した寸法通りに型紙を起こし、スーツの形に仕付け糸で仮留めしたものです。よって完成形のスーツではなく、あくまで「仮」で作成されたスーツです。

仮縫いでは何をするのか?

まず仮縫いされたスーツに袖を通して、フィット感やシルエットなどの見た目を確認します。同じ採寸データでも、フィッターや生地の種類などによって、微妙にフィット感が違ってきます。試着時に座ったり歩いたり、自然な動きで違和感がないかをチェックしておくことが重要です。必要なら修正を行いましょう。

ここで、「プロが何も言っていないのだから…」などの理由で、違和感があっても口に出されない方がいます。しかしそれでは失敗する確率が高くなります。着用者ご本人でなければ分からない着心地の好みもあるためです。

今までのスーツの感想を伝える

注文の際に、今まで着てこられたスーツの中で、気に入っているポイントや気に入らなかったポイントを伝えておくと、仕立てる際の参考となります。オーダースーツは、必ずしも一回目から完璧に仕上がるものでもありません。

仕上がったスーツをお召しになられて仕事をしていただいてこそ分かる好みもあるためです。

もちろん最初から完璧に仕上がれば理想ですが、前回仕立てたスーツの感想をスタイリストやフィッターに伝え、共有していくことで、次回にはさらにお気に入りのスーツを仕立てることができるようになるのです。店舗スタッフとコミュニケーションをとることも、成功するための条件だと言えるでしょう。

好みの寸法・ゆとり加減・シルエット・コーディネートといった情報を、店舗スタッフに分かってもらっていた方が、店舗スタッフからより良い提案を引き出しやすくなります。銀座英國屋では、お客様のご要望があれば「どのようなシーンでお召しになられるか?」をお尋ねします。(ビジネス・講演・役員会議・カジュアルシーンなど)

着用シーンや目的を伺った上で、スタイリストが、

・こういうシーンだったら、〇〇。

・こういうシーンだったら、〇〇。

という風に、具体的なご提案をしていくことになります。

無料相談を活用する

あなたの目的(何を得るためのスーツか)に対して適切な提案をしてくれるかどうか、ネットで調べただけでは分かりません。実際にオーダースーツ店に足を運んでみて、提案を聞いてみた上で、オーダーするかを決定することがおすすめです。このような時に「無料相談」を活用すれば、違和感があった場合に、気兼ねなくオーダーせずに済みます。違和感があるままでオーダーしてしまうと、納得した仕上がりにはなりにくいのです。

服地を肩に掛けて選ぶ

銀座英國屋では、イメージ違いを避けるため、基本的には展示してある服地からお選びいただいています。また実際に「肩に服地を掛け、衿を形作って具現化する」という方法で、イメージ違いを避けるようにしています。このように手間と時間をかけて選ぶことが、失敗を防ぐ重要な要因になります。

採寸時・フィッティング時には自然体で

お腹を引っ込めたり、背筋を伸ばしたりせず、いつもの姿勢で、キレイに見える(=負担が無い)スーツが良いスーツです。採寸時やフィッティング時にいつも通りの姿勢をとることで、負担なくシルエットの美しいスーツに仕上がります。

ハンガーに掛った状態で良し悪しを判断しない

オーダースーツは、ご自身の体形に合ったスーツを仕立てます。ハンガーに掛った状態でキレイだからといって、ご自身の体形に合っているわけではありません。よくあるミスは、ハンガーに掛っているスーツを見て「袖にシワが入っているので、ダメ」と判断することです。

既製品は、ハンガーに掛った状態でキレイに見えるように作られることが多いため、同じように判断されることは理解できます。ただオーダースーツについては、ご自身がお召しになった状態で、良し悪しをご判断になることをおすすめします。人の身体は左右非対称であり、身体のねじれや長さなどが違うため、ハンガーにかけた際など、その影響が出ることがあるためです。

目的を明確化

失敗を「目的を達成できないこと」とするならば、逆に「目的」を明確にすることは成功への第一です。

目的を明確にするためには、

「なぜ仕立てるのか?」という質問でも良いですが、

「どのようなシーンで必要なスーツか?」という問いで、より根本的な目的を見出せます。

例えば以下のような回答が浮かぶのではないでしょうか。

・ビジネス上、重要な〇〇様にお会いするため

・第一印象を良くするため

・講演をするため

・名門ゴルフ場に行くため

・モテるため

・人に聞かれても恥ずかしくないスーツを着るため

どのような理由でも構いませんので、まずは目的を明確に持っておくことをおすすめします。

・銀座英國屋としておすすめする「目的」

スーツが一番お役に立てることは、「第一印象で信頼を得て、能力を発揮しやすい状況を作る」ことだと考えています。スーツは仕事のツールであり、仕事に役に立ってこそ、意味があると捉えているためです。

目的をシッカリと伝える

「なぜ仕立てるのか?」というよりも、「どのようなシーンで着用するスーツか?」ということまで把握できてこそ、店舗スタッフも有益なアドバイスができます。目的と共に「期待すること」「気にしていること」の2つの質問の答えを明確にしておくことで、店舗スタッフが、よりあなたのスーツ作りの目的を分かりやすくなります。

仕立てようと思ったキッカケを伝える

今回オーダースーツ店で仕立てようと思ったのは「いつから」なのか。これが、実はテーラーにとって貴重な情報です。

・ビジネス上、重要な〇〇様にお会いすることになったから

・〇〇の場で着る機会があるから

・馴染んでいたテーラーが廃業してしまったから

・いつもと違う色柄を着てみたかったから。

など、小さなことでもキッカケを教えていただきたいと思っています。他のテーラーで解決できなかった箇所があった場合、その注意点を先に聞いておくことにより、解決出来ることもあるためです。

接客担当を見極める

スタイリスト(接客担当)は、スーツ作りで失敗しないために非常に重要です。スタイリストがお客様のご意向を伺えていなければ、どれだけ良い服地・フィッティング・縫製の技術があったとしても、良いスーツにはなりえません。そして、これが「失敗しないオーダースーツ店の選び方」の軸なのです。

『オーダースーツ「スタイリスト」の重要性と見分け方』

例えば、「スーツを仕立てる目的」が「仕事」に関わることであれば、その仕事の内容を話した際に、スタイリストが興味・関心を払ってくれるか?といったことも重要です。

・目的を聞いてくれるか?

・その「目的に関わる話」に興味・関心をもってくれるか?

・目的に沿った提案をしてくれるか?

この3つができていれば、そのスタイリストは信頼しても大丈夫でしょう。

またオーダースーツやスタリングに関する、幅広く深いプロフェッショナルな知識も必須です。ただしこれらはお客様の目的に合わせてご提案するものであって、決して押し付けるものではありません。

そのスタイリストの知識量を推し量るために、あえて目的を伝えずに、シルエット・仕様のオススメを聞いてみるのも一案です。「差し支えなければ、どういった目的のスーツをお探しですか?」といった質問を返してくるなら、合格だと言えるでしょう。

安易にキャンペーンを利用しない

オーダースーツ店の集客用キャンペーンとして、「オプション無料キャンペーン」が実施されることがよくあります。

そんな「オプション無料キャンペーン」には、安易に乗らないことです。「本当は要らないけど、無料だから、オプションを付ける」といった目的に沿わないオプションは、無料であっても指定しないことをおすすめします。

お気に入りのスーツ・ワイシャツを着用or持参する

ご注文・仮縫いの際に、お気に入りのスーツ・ワイシャツ等を持参いただくことは、失敗を防ぐコツです。当然それらが無くてもお仕立てはできるのですが、お持ちいただくことで、あなたの洋服の好みを店舗スタッフが理解する上でとても参考になります。

流行を追いすぎない

ビジネス目的であれば、「流行を追いすぎたシルエット」は、避けた方が無難です。現在のスーツの起源はイギリスですが、英国紳士のビジネススーツにはプロトコル(共通ルール)があります。クラシックであれば良いというわけではないですが、ビジネスで信頼の獲得が目的であれば、基本のスタイルからあまり逸脱しないシルエットがおすすめです。

予算感を伝えておく

同じ色柄でも品質などにより価格は違うため、大体予算はいくらくらいかを伝えておくと生地の選定をする際の目安となります。

ちなみに銀座英國屋ではオーダースーツ税込220,000円、オーダーシャツ税込22,000円からご用意しておりますので、初めてご利用される方はまずこの価格帯からお試しいただいてはいかがでしょうか。

まずは標準仕様

初めてのオーダースーツというと、「色々とカスタマイズしたい!」と思いがちです。ただし、もしビジネス目的ならば、標準仕様でオーダーすることをおすすめします。理由は、基本的に、オプション仕様は装飾的なものだからです。

ビジネスでの成功を考えた場合、一般的には年上の方からの信頼が重要になるため、華美なデザイン・スタイリングは不要となります。ビジネス目的ならば、流行を追いすぎないことが重要です。

銀座英國屋では、標準仕様をおすすめしています。オプションは概して装飾に重きを置くことが多く、時に奇抜に見えたり、実際の着用シーンでは不要というケースが多いからです。また、少なからずスーツの重量が増します。

なお、銀座英國屋では、オプション料金を頂戴するケースは、0.49%でした。具体的には、2017年から2019年の3年間のデータを確認した結果、2ピーススーツ(ジャケット+スラックス)のご注文において、スーツ服地の長尺使用以外で、オプション料金を頂戴したケースは0.49%でした。つまり「標準仕様以外を指定されたお客様は、ほとんどいらっしゃらない」と言っても過言ではありません。

ちなみに「スーツ服地の長尺使用」というのは、高身長の方などでスーツ服地の標準サイズでは足りず、追加で服地を使用することを指します。これは一般的にイメージするオプションとは少し意味合いが異なります。

服地の展示数・大きなサンプル

服地サンプルブックで選ぶのは、楽しい作業です。しかし「面積効果」に留意しておく必要があります。

面積効果とは「大きな面積で見ると、小さな面積で見るよりも、明るく見えるという心理的な効果」のことです。この面積効果により、仕上がったスーツを見ると、服地サンプルブックで見た印象よりも明るく派手に見えてしまいがちです。このため服地を選ぶときには、服地サンプルブックではなく、「実際に仕立てる服地サイズ」を用意しているお店で選ばれることをおすすめします。

また生地の「肌触り」も重要ですが、小さなサンプルでは分かり難いため、大きな服地で触れていただくことをおすすめします。このため「服地サンプルブックも含む、取扱いの服地種類」ではなく、展示してある服地数を確認することがおすすめです。「仕上がりイメージが違った」を防ぐためには、「服地を選ぶ際は、実際に仕立てる服地を見て、触ることが出来る」店舗を選ぶようにしましょう。

無料相談を受け付けてくれるか

オーダースーツ店は、WEBサイトで明示はしてなかったとしても、無料で相談を受け付けているところもあります。来店にあたり「注文前提が当然」というオーダースーツ店は避け、親身に話を聞いてくれるスタイリストがいる店舗を選ぶと、後々アフターフォローもしっかりしていて安心です。

さいごに

オーダースーツは安い買い物ではありません。ご注文の前に、納得してから買いたいですよね。今まで挙げてきたオーダースーツ店を選ぶ基準は、ネットだけで情報収集するのは早計です。オーダースーツは、最終的に、「既製服と違い、仕立ててみないとイメージがしにくい」商品であるため、たとえご面倒でも、気になるオーダースーツ店に足を運ばれ、直接お話を伺ってみることおすすめします。

無料オーダー体験のご案内

銀座英國屋では、無料オーダー体験を実施しています。

ご注文時の不安がないよう、カウンセリング・生地選び・細かなディテール決め・サンプル仮縫い品による仮縫いの疑似体験を実施しています。

また、店内には仕上がった製品見本もご用意しています。是非、ご予約フォームより「無料オーダー体験」をご予約下さいませ。

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監修者

オーダースーツ銀座英國屋 代表取締役社長 小林英毅

小林英毅(銀座英國屋 代表取締役社長)

1981年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。 オーダースーツ銀座英國屋の3代目社長。 青山学院大学ファッションビジネス戦略論・一橋大学MBA・明治大学MBA・ネクストプレナー大学にてゲスト講師。 銀座英國屋は、創業80年。東京銀座・オークラ東京・大坂梅田・大阪あべのハルカス・京都に店舗展開。

ビジネスウェアを選ぶ際の「どなたから、信頼を得たいか?」という視点を軸に、オーダースーツについて、お役に立つ情報をお届けいたします。

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