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オーダースーツの裏地の選び方と人気トップ5

今回は、オーダースーツで欠かすことのできない「裏地」について解説したいと思います。

スーツの裏地というとどんなイメージがありますか?

裏地について考えたことはありますか?

ファッションにこだわっている人にとっては大きな楽しみの1つですが、多くの方はスーツ表面の服地には注目をしても、なかなか裏地にまで気を配る方は少ないかも知れません。しかし実は、裏地はファッション性だけでなく、機能面でも、そして信頼を得るためにも、非常に重要なパーツです。ぜひこのコラムで、裏地についての知識を確認しておきましょう。

裏地の役割

みなさんは、裏地の役割と聞いて何が思い浮かびますか?チラっと見えた時に、こだわりをアピールできる?もちろんそれもありますが、本来は裏地特有の役割があるのです。

着心地

シャツと違ってジャケットは、頻繁に着脱します。その時に裏地がなければ、スムーズな着脱ができません。裏地をつけることで、滑りを良くする効果があるためです。特に、冬時、薄いセーターやベストを着用したときは袖を通す際、裏地の効果を実感出来ます。

ファッション性

スーツの見た目の印象は、裏地とは関係ないと思っていませんか?それは大間違いです。スーツの形状は、裏地をはじめ、芯地やパッドなど、見えない構造があってこそ美しく保てます。型崩れをふせぐためにも、裏地は役立っています。

外観

服地の種類にもよりますが、裏地をつけていないと、どうしてもジャケットからシャツが透けて見えてしまいます。裏地は、透け防止効果にも役立っています

快適性

真夏や梅雨の時期などは、裏地があることでムレを防ぐ効果もあります。通気性の高い素材を選ぶことで、よりその効果を高めることもできます。またこの他にも、冬場に発生する静電気の防止や、服を傷めず長持ちさせる効果もあります。

もちろん、裏地にこだわることで、ファッション性を高めたり、あなただけの唯一無二のスーツに仕上げることもできます。服地やボタンなどに押され、忘れられがちな裏地ですが、実は裏地にはこれだけの機能が備わっています。その重要性に気づいていただけたのではないでしょうか。

裏地の付け方の種類

裏地の付け方には、大きく分けて次の3つの種類があります。

総裏

ジャケットの裏面全体に裏地をつける仕様を、総裏と呼びます。特にこだわりがない場合は、この総裏で仕上げることが基本です。着脱のしやすさ、ファッション性、快適性など、裏地のメリットを余すことなく味わえます。

背抜き

背中の裏地を抜いたものが、背抜きです。軽くなり、背中側の通気性が高まることがメリットです。夏もののスーツでご利用いただくことが多い仕様です。

半裏

背中に加え、脇の下の裏地も抜いた仕様が、半裏です。その名の通り「裏地が半分」しか付いていません。軽量化はできますが、型崩れや快適性の面でデメリットもありますので、もしご興味がある方は、スタイリストに相談してみてください。

裏地の素材

裏地にも、服地と同じようにいくつかの素材があります。目的に応じて選ぶようにしましょう。

合成繊維

コストの安さや、お手入れが楽なのが合成繊維の特徴です。代表的な素材に、ポリエステルなどがあります。ただ通気性が悪いのがデメリットです。

天然繊維

シルクなどの天然の素材も人気です。肌触りも抜群で、ポリエステルなどに比べ高級な雰囲気を醸し出すことができます。ただし天然繊維は繊細なので、他の素材に比べると耐久性が低いのがデメリットです。

再生繊維

天然素材をそのまま使わず、加工して作った繊維のことです。代表的な素材にレーヨンやキュプラなどがあります。肌触りの良さや高級感といった天然繊維の良さと、加工のしやすさや快適性の高さなど合成繊維の良さの、両方を兼ね備えた繊維です。

織物の織り方の種類

織物の織り方には、大きく分けて3つの方法あります。

・平織り

縦横一本ずつ均等に織っていく方式

・綾織

縦糸二本に対して横糸一本の割合で織る方式

・朱子織

経糸5本に対して緯糸一本の糸を、交互に織っていくやり方です。柄をきれいに出すため縦糸八本に横糸一本で織られています。

銀座英國屋の裏地は「朱子織り」です。朱子織りは非常に傷が出やすく織る時に繊細さが要求されます。また柄を出すために数百枚の紋紙(糸を当す穴の開いた短冊形の型紙)が必要です。

その他の織り方として、以下のようなものもあります。

・ジャカード織り

プリントなどで後から生地に模様を印刷するのではなく、デザインそのものを生地に織り込む手法のことです。明治時代、日本製の津田駒というメーカーの織機に、フランスからジャカードという名前の柄を作る機械が輸入されて、現在の形になったとされています。

・甲州織り

山梨県は古くから甲斐絹の産地としての歴史があり、甲州織りという名前も使われております。今の裏地の多くは富士吉田市で織られており、最近では富士山織とも呼ばれています。甲州織はいわゆる一種のブランドと考えていただけたらと思います。

銀座英國屋がオススメする裏地の選び方

基本的には、裏地は見えないディテールですが、よりビジネスのイメージを保つため、やはり色数を抑えて、同系色か無彩色を選ばれるケースが圧倒的です。

一般的なイメージとして、「スーツ服地の色よりも、裏地は明るい色」ということがあるため、濃紺の裏地よりも、ブルーやシルバー(無彩色)が選ばれることが多いようです。スーツの服地は濃紺が圧倒的に選ばれるので、必然的に裏地もブルー系が圧倒的に選ばれやすいということです。

オリジナル裏地の解説

素材は経糸ポリエステル100%、緯糸キュプラ100%で織られています。糸番手20番双糸という極細の糸です (1600、AKXは30番手)。

ポリエステルは丈夫で摩擦に強く、キュプラはコットンリンターという植物繊維ですので、吸汗性が高く、静電気が起きにくいのが特徴です。また熱に強い等の特性も備えています。

さらに、この裏地は「自動織機」というスロー織機(シャトルが左右に動く方式)で、1日に約30メートルしか織れません。1着に対し2.1mの裏地を使うのが標準的ですから、14着分しか織れない計算になります。またこのオリジナル裏地は「ジャカード織り」で織られていますが、ジャカード織りは先染め織物ですので、ポリエステルは高圧釜で色を付け、キュプラは染料を入れて染めています。

なぜ銀座英國屋のオリジナル裏地が選ばれるのか?

「ひと目で銀座英國屋のスーツだと分かる」ディテールが施されているのが、人気の理由です。

実際、料亭などでジャケットを脱いだ時に、女将さんやビジネス相手から

「それ、銀座英國屋さんのスーツですね?」

と気づかれることも多いようです。

せっかく銀座英國屋で仕立てるなら、さりげなく銀座英國屋製というのをアピールできる、オリジナル裏地がおすすめです。

人気ランキング

最後に、銀座英國屋の裏地の人気ランキングをご紹介します。もしご興味がある方は、ぜひご来店の上、実物をご覧ください。

・第5位:馬車柄(1600 シリーズ) シルバー

・第4位:獅子柄(5500 シリーズ) 濃紺

・第3位:馬柄(LM シリーズ) ブルー

・第2位:銀座英國屋柄(original シリーズ) シルバー

・第1位:銀座英國屋柄(original シリーズ) ブルー

まとめ

裏地の基本的な情報と、銀座英國屋での人気ランキングを発表しました。いかがでしたでしょうか?裏地の役割や魅力について知っていただけたのではないでしょうか。

裏地に限らず、オーダースーツについて気になることがありましたら、お気軽にご連絡・ご来店ください。スタイリストがお答えいたします。

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