オーダースーツ 銀座英國屋コラム銀行交渉・融資面談のオススメの服装とは?着るべきスーツをシーンごとに徹底解説!

銀行交渉・融資面談のオススメの服装とは?着るべきスーツをシーンごとに徹底解説!

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銀行の融資面談時の服装については、明確な規定がないため何を着ていけば良いか悩まれている方も多いのではないでしょうか。
このコラムでは、経営者が融資面談に臨む際の服装についてお伝えするとともに、「場面ごとの最適な服装」についても解説します。

なお、このコラムでお伝えするポイントをご紹介すると、以下の通りです。

・融資面談で必要な印象は「約束を守る人(=返済をしてくれる人)」

・銀行に訪問する際は、スーツが基本

・派手なアイテム(時計・靴など)はNG

・後継者は「落ち着いた印象」がオススメ

・銀行が来社してくれる場合には、業種によっては「清潔感のある作業着」良い

・ビジネスカジュアルも一案だが、スーツよりは適さない

・ケース別(創業融資・通常事業資金・リスケジュール)の適切な服装

・創業融資は、銀行訪問が基本なのでスーツが基本

・通常の事業資金は、スーツ or 作業着

・リスケジュール交渉は、ダークネイビースーツ一択

・身体に合ったスーツ・作業着などの方が印象が良い

このコラムが、経営者が融資面談を受ける際の服装のご参考となりましたら幸いです。

融資面談で必要な印象は「約束を守る人(=返済をしてくれる人)」

経営者の方であれば、事業拡大などで資金が必要になり銀行に融資の依頼をする場面もあると思います。その際に銀行の融資担当者と行われるのが融資面談です。

銀行の融資で審査されるのは「この人は本当に約束を守り、返済してくれるのか?」という点。だからこそ、融資面談で必要な印象は「約束を守る人(=返済をしてくれる人)」となります

ちなみに融資面談では、経営計画・資金繰り表も求められますが、これも「この人は、本当に約束を守り、返済してくれるのか?」を判断するためです。

こうしたことから、服装についても「約束を守る人(=返済をしてくれる人)に見えるか?」という視点で判断し、選ぶことがオススメです。

以下では融資面談で信頼を得られる服装について具体的に解説いたします。

銀行に訪問する際は、スーツが基本

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融資面談で銀行に訪問する際にオススメなのはスーツスタイルです。
これはスーツの持つ真面目で誠実な印象がダイレクトに融資担当者に伝わるためです。

最近ではジャケパンスタイル(ジャケットとパンツ=ズボン)といって、単品ジャケットとスラックスを合わせる服装も浸透していますが、上下共生地のスーツと比べるとどうしてもカジュアルな印象を与えてしまいます。

融資面談では、着崩すことによるお洒落さのアピールは求められておらず、あくまで誠実で実直な人となりをお相手に伝えることが大切です。

そのように考えると、きちんと整ったスーツで臨むことがお相手に誠意をお届けできる最良の方法であると言えます。

ビジネスシーンで着用するスーツはネイビーまたはグレーが一般的ですが、銀行の融資面談で着用するスーツはダークネイビーが良いでしょう。

ダークネイビーという色には知性、品格、誠実さが感じられるためです。また、日本人の肌の色にも馴染みます。

スーツの柄は華美な印象を与えないためにも無地がオススメです。もし柄の入ったスーツを着用する場合は、シャドーストライプいう無地のスーツ生地に織りでストライプをあしらったものまでに留めておきましょう。

ストライプ柄やチェック柄は、派手な印象を与えてしまうため注意が必要です。

ネイビースーツの着こなし方については、ネイビースーツの着こなし方は?シーン別のオススメ着こなしもご紹介|オーダースーツの銀座英國屋の記事もあわせてご覧ください。

派手なアイテム(時計・靴など)はNG

スーツスタイルでは腕時計をされる方も多いと思いますが、人によっては誰もが知っている高級ブランドの腕時計や大ぶりなデザインの腕時計、金宝石などが入った派手な腕時計を好まれる方もいらっしゃいます。

プライベートでそうした腕時計を身につけるのは自由ですが、銀行の融資面談では派手な腕時計は身につけない方が良いでしょう。なぜなら、派手なアイテム=散財、浪費家と捉えられてしまい、円滑な交渉をする上で逆効果になってしまうからです。

オススメはシンプルな3針(時針、分針、秒針)で銀色(ステンレス素材など)の腕時計です。装飾性がなく、シンプルですっきりとしたデザインのものが良いでしょう。

また、腕時計だけではなく靴に関しても同様です。オシャレが好きな方の中にはつま先が尖っていたり、反り上がっていたりする靴を履いている方もいらっしゃいます。さらに明るい茶色の靴など、パッと見ただけで印象が強いものをお使いの方も多いです。

しかし、このよう印象が強すぎる靴も融資交渉をする上では不向きです。
先にも解説しました通り、銀行の融資担当者は「約束を守る人(=返済をしてくれる人)」かどうかを見極めるために面談の場を設けています。そのように考えれば、派手な印象を与える靴も交渉の場には履かない方が良い
と言えるでしょう

オススメは黒でストレートチップというデザインの革靴です。ストレートチップの革靴は冠婚葬祭にも使えるもっともフォーマルなデザインですので、誠実な印象が求められる融資交渉に最も適しています。

また、革靴は事前に磨いておきましょう。すり減っていたり、傷や汚れがついている靴を履いていると、細かいところに目が行き届かない大雑把な人物と評価されてしまう恐れがあるためです。

後継者は「落ち着いた印象」がオススメ

承継前・承継直後の後継者は「落ち着いた印象」がオススメです。

承継前・承継直後であれば、銀行は「先代&先代の事業」に融資するのであって、「後継者&後継者の新規事業」に融資するのではないためです。それこそ「先代の事業」に融資したのが、「後継者の新規事業」に投資されたというと、ある意味「使途違反(融資した時に約束した資金使途と、実際の使途が異なる)」とみなされます。

だからこそ、まずは「先代の事業を、着実に承継し、お約束通り返済をします。」という印象が適しておりのために「落ち着いた印象」の装いがオススメです。

銀行が来社してくれる場合には、業種によっては「清潔感のある作業着」もアリ

銀行が来社してくださる場合も、基本はネイビースーツがオススメです。

ただし、工業・農業・林業などの作業着での仕事が通常の場合、敢えて、「作業着」でお迎えした方が「しっかりと仕事をする人(=約束を守ってくれる人)」という印象になるケースもあります。

銀行の担当者に融資稟議を書いていただく材料として、現場を見学いただくケースも良くあります。その時には、社長自ら、現場で商品・機械・材料を紹介することになるため、スーツよりも作業着である方が、自然ではないでしょうか?

一方で気を付けなければならないのは、「清潔感のある作業着」でなければならない点です。「汚れまみれの作業着」はNGとなります。事前に融資担当者が訪問すること分かっているのであれば、あらかじめ綺麗な状態の作業着を準備しておきましょう。
銀行の融資面談を含めた「来客時用の作業着」を別で用意しておく事がオススメです。)

ビジネスカジュアルも一案だが、スーツよりは難しくなる

融資面談で銀行を訪れる際に、スーツではなくビジネスカジュアルの服装で臨むことも考えられます。

最近ではオフィスカジュアルの傾向も強くなってきているため、普段はスーツではなく、ビジネスカジュアルの服装で仕事をされている方も多いと思います。

そのため、融資面談でもスーツを着用せずに普段着慣れているビジネスカジュアルの服装で臨むというのも一案です。

しかし、先の項目で解説した通り、フォーマル度合いで比較するとビジネスカジュアルよりスーツスタイルの方が優勢です。そのため、普段はビジネスカジュアルでお仕事をしている場合でも、融資面談ではスーツで臨まれた方が無難と言えます。

ケース別(創業融資・通常事業資金・リスケジュール)の適切な服装

これまでは銀行の融資面談の服装について触れてきましたが、ここからはケース別の適切な服装について解説いたします。

創業融資は、銀行に訪問するからスーツが基本

これから会社を興すために融資を受けようとする場合、通常は経営者が銀行に訪問します。そのため、スーツスタイルが基本となります。

通常の事業資金は、スーツ or 作業着

通常の事業資金の融資面談はスーツスタイルが基本となりますが、工業・農業・林業などの作業着での仕事が通常の場合、敢えて作業服で面談に臨んだ方が「しっかりとお仕事をしている人」という印象を与える場合があります。

その場合は汚れなどが付いていない綺麗な状態の作業服を着て臨みましょう。
面談用の作業服を一着準備しておくのもオススメです。

リスケジュール交渉は、ダークネイビースーツ一択

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会社経営をしていると借入金の返済が困難になり、場合によっては一定期間だけ約定の返済額を減額するなど、返済条件を変更するケース(リスケジュール)もあり得ます。その際に行うのがリスケジュール交渉ですが、これは通常の新規融資面談と比べると、より一層慎重に臨むべき場面です。

すでに受けている融資のリスケジュール交渉であるため、融資担当者に納得してもらえるような姿勢で面談をすることが求められます。そのため、服装についてもよりフォーマル度合いの高いダークネイビースーツで臨みましょう。

なお、スーツの色で黒をお持ちの方も多いと思いますが、黒はセレモニーなど式典で使う色ですので、通常のビジネスシーンでは着用いたしません。

身体に合ったスーツ・作業着の方が印象が良い

融資面談ではスーツか会社の作業着を着て臨むことをオススメしましたが、これは銀行の融資担当者から見て「約束を守る人=きちんと返済してくれる人」であると認識してもらうためです。

では、ただスーツや作業着を着ていれば良いかと言うと、それだけでは足りません。これは洋服全般について言えることですが、きちんとして見えるためには洋服が身体にきちんと合っていることが大前提です。

特にスーツは身体に合っているものを着ているかどうかで見た目の印象が大きく変わります。本来のサイズより小さものや大きすぎるスーツを着ていると、不必要なシワができてしまい綺麗に見えません。きちんと身体にあったスーツを着ることが何より大切となります。

スーツのサイズ感についてはスーツはサイズ感が命!|正しいスーツ選びのチェックポイント|オーダースーツの基礎知識もあわせてご覧ください。

まとめ

今回のコラムでは、経営者が融資面談に臨む際の服装についてお伝えするとともに、「場面ごとの最適な服装」についても解説いたしました。

今回、ご紹介した内容は以下の通りです。

・融資面談で必要な印象は「約束を守る人(=返済をしてくれる人)」

・銀行に訪問する際は、スーツが基本

・派手なアイテム(時計・靴など)はNG

・後継者は「落ち着いた印象」がオススメ

・銀行が来社してくれる場合には、業種によっては「清潔感のある作業着」もアリ

・ビジネスカジュアルも一案だが、スーツよりは難しくなる

・ケース別(創業融資・通常事業資金・リスケジュール)の適切な服装

・創業融資は、銀行に訪問するからスーツが基本

・通常の事業資金は、スーツ or 作業着

・リスケジュール交渉は、ダークネイビースーツ一択

・身体に合ったスーツ・作業着の方が印象が良い

このコラムが、会社経営者が融資面談を受ける際の服装のご参考となりましたら幸いです。

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監修者

オーダースーツ銀座英國屋 代表取締役社長 小林英毅

小林英毅(銀座英國屋 代表取締役社長)

1981年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。 オーダースーツ銀座英國屋の3代目社長。 青山学院大学ファッションビジネス戦略論・一橋大学MBA・明治大学MBA・ネクストプレナー大学にてゲスト講師。 銀座英國屋は、創業80年。東京銀座・オークラ東京・大坂梅田・大阪あべのハルカス・京都に店舗展開。

ビジネスウェアを選ぶ際の「どなたから、信頼を得たいか?」という視点を軸に、オーダースーツについて、お役に立つ情報をお届けいたします。

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