オーダースーツ 銀座英國屋コラム衣替えはいつする?効率的な収納のコツとオススメの手順を分かりやすく解説!

衣替えはいつする?効率的な収納のコツとオススメの手順を分かりやすく解説!

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候が変わると衣替えを検討される方も多いと思います。しかし、衣替えはいつからするべきか、またその方法などで毎年お悩みの方も多いのではないでしょうか。

このコラムでは衣替えの時期や方法、さらには負担を減らしてスムーズに衣替えを行うコツなどを詳しく解説します。

なお、このコラムの流れ紹介すると以下の通りです。

・衣替えとは

・衣替えの歴史

・現代の衣替えは気候、気温などで柔軟に考える

・衣替えは最高気温を目安にする

・衣替えを行う3つの目的

・シーズンに合ったものを着る

・服のメンテナンスをする

・断捨離をする

・衣替えの具体的な手順

・選択をする

・メンテナンスをする

・入れ替えをする

・衣替えのNGポイント

・ニット類をそのまま収納している。

・防虫剤を使わない

・衣装ケースに目一杯入れている

・段ボールを収納ケース代わりに使っている

・クリーニングから返ってきた際のビニール袋を付けたまま収納する

・すべて畳んで収納している

・スーツを収納する際のポイント

・ハンガーは厚さがあるものを使う

・ビニール袋は取り去る

・適度に間隔を空ける

・衣替えの負担を減らすには

・不要になった服は捨てずに再生できる

BRINGの活動

このコラムの重要なポイントを押さえることで衣替えについての理解が深まり、参考にしていただければ幸いです。

衣替えとは

衣替えとは季節の変わり目に衣類をその時期に合ったものに変えることを言います。「衣更」や「更衣」と記すこともあって、これはもともと衣服を着替えるという意味です。現代では衣替えと同じ意味と捉えて問題ありません。

衣替えの歴史

衣替えはもともと中国の宮廷の文化だったものが平安時代に日本に入ってきたものです。鎌倉時代に入ると、それまでは衣類だけだった衣替えが調度品まで取り替えることを含むようになります。

江戸時代には着物の種類が増えたこともあって、武家を対象としてそれまでは年2回だった衣替えを年4回に制度化します。それが次第に庶民にも広まっていきました。

さらに明治時代になると政府は洋服を役人、軍人、警察官の制服と定めます。あわせて夏服と冬服の衣替えの時期(6月1日と10月1日)が決まりました。このルールが同じく制服である学生服にも適用され、その後次第に市民にも定着していきました。今日でも学校や職場などで制服があるところではこの日を基準にしているところが多いようです。

現代の衣替えは?

前の項目では衣替えの歴史的な経緯について触れましたが、日本には四季があり、また気候も地域差がかなりあるため、日にちで画一的に決めるのは現実的に厳しいものがあります。そのため、決まった日にちというよりはその年の気候、気温などで柔軟に考えるのが良いでしょう。

衣替えを行う目安は?

最近では異常気象も全国各地で起こることあり、また同じ場所でも年ごとに冷夏や暖冬になる場合もあります。そのため、お住まいの地域の最高気温で決めると実態に即した衣替えができます。以下は一つの目安です。

15℃前後→春・秋服

25℃前後→夏服

15℃以下→冬服

もっとも、昨今は暑くなってきたと思ったら急に寒い気候になったり、またはその逆もあります。そのため、衣替えの期間はある程度幅を持たせ、移行期間はカーディガンや薄手のアウターなどを手元に置いておくと良いです。

衣替えを行う3つの目的

季節の変わり目に行う衣替えは単に衣服を入れ替えるだけではなく、衣替えをする目的とそれによる得られる効果があります。ここでは、衣替えを行う目的を3つお伝えします。

シーズンに合ったものを着る。

衣替えをする主な目的は、そのシーズンに合った洋服を着ることです。どんなに上等な服やオシャレな服を着ていても、季節に合っていなければオシャレな着こなしをすることはできません。衣替えをすることで、そのシーズンに着るべき洋服をすぐに着ることができる状態に置いておくことができます。

服のメンテナンスをする。

衣替えをする際にはこれから仕舞おうとする洋服に触れます。その際、今まで着てきた洋服に傷みや汚れはないかを入念に調べることで服のコンディションを知ることが出来ます。

洋服は長期間着ていると、思わぬところにシミやほつれなどが出てくるものです。衣替えの際にそうした状態を知って服の補修をしておくことで、次のシーズンに備えることができます。具体的なメンテナンスの手順は次章の「衣替えの具体的な手順」の中で解説します。

断捨離をする。

クローゼットの中には購入したもののほとんど袖を通さなかった洋服や、昔は気に入って着ていたけれど次第に縁遠くなった洋服などが入っていることがあります。そうしたものを整理することで、新たに必要な洋服を収納するスペースを作ることができます。

衣替えの具体的な手順

では、実際に衣替えを行うにあたっての効率的な方法を見ていきましょう。

選択をする

まず衣替えをするにあたっては、来年以降も手元に残すか手放す(処分する)かを決めます。この選択をすることでクローゼットに余裕を持たせることができ、新たな洋服を迎え入れる準備をすることができます。

衣替えをする時期になると、シーズン中にたくさん着た服やあまり着なかった服などあれこれ出てきます。その中で全然着なかった服、傷んでいたり色が褪せていたりする服は思い切って手放しましょう。

購入したものの1〜2年全く出番がない服は、着ることに何かしらのハードルがある服です。そうした洋服は今後も着用しない可能性が高いといえるため、手放す際の目安になります。

また、洋服には流行があります。デザインが古くなり流行とかけ離れている服を着ると、どこか古臭い印象を与えてしまいます。定番と呼ばれるものについても服の細かなデザインがマイナーチェンジしている場合もあります。着たときにどこか違和感を感じたら、それは流行から外れているというサインかもしれません。その時期の最新のものと見比べて古さを感じたら手放しましょう。

メンテナンスをする

次に、残すことになった服のメンテナンスをします。これを怠ると翌シーズンに虫食いや黄ばみ等の原因になってしまうため、メンテナンスは重要です。クリーニングに出す場合と自宅で洗濯をする場合に分けて解説します。

クリーニングに出す

セーターなどのニット類やコート、スーツなど自宅で洗えないものは衣替えをする前にクリーニングに出しておきましょう。洋服によっては数日から一週間程度の日数を要するものもあります。衣替えのスケジュールを逆算して早めにクリーニングに出すと、スムーズに衣替えをすることができます。

クリーニングに出す際は、お店任せにせず、自分でも服の状態を見ておきましょう。部分的なシミなどを見つけたら、染み抜きなどの対処をすることができます。

しまい洗いをする

洋服は普段の洗濯では繊維の奥に溜まった汗や皮脂汚れを落としきれません。これを放置して仕舞い込むと、黄ばみやシミ、虫食いの原因になります。そのため、衣替えの時期には通常の洗濯よりもしっかりと衣類を洗い直す必要があります。これをしまい洗いと言います。しまい洗いの手順は以下の通りです。

・黄ばみやシミ、皮脂汚れを落とすには酸素系漂白剤が有効です。4050℃のお湯に適量を溶かし、30分から1時間程度つけ置きします。その後、洗濯機でしっかりと洗います。

すすぎ段階ではお風呂の残り湯は使わないようにしましょう。これはお風呂の残り湯には皮脂や汚れが含まれているためです。すすぎ回数は1回ではなく2回がオススメです。

・湿気が残っているとニオイやカビの原因になります。そのため、しっかりと天日干しをして乾燥させるか、乾燥機で使って乾燥させてから収納します。

入れ替えをする

最後に実際にオフシーズンになる洋服を収納します。収納方法は各人が置かれた環境によりますが、いくつかのポイントをお伝えします。

クローゼットの掃除をしておく

せっかく綺麗になった洋服もクローゼットにホコリが積もっていると意味がありません。洋服を収納する前にタンスやクローゼットの掃除をしておきましょう。

引き出し収納の場合

引き出し収納の場合、同じ引き出しサイズのものを複数揃えておくと引き出しを入れ替えるだけで衣替えが完了するので便利です。

Tシャツなど畳んでも支障がなく、かさばらないものがオススメです。また、平積みではなく、縦に並べて引き出しに収納すれば、引き出しを引いたときに中身が一目瞭然で服を探しやすくなります。

フタ付き収納の場合

硬めのプラスチックケースなどに入れる場合、重ねられるので便利ですが一度収納すると

即座にケースから洋服を取り出すのが難しくなります。

そのため、底が深いものよりは浅めのものを重ねて使う方が便利な場合があります。収納するものはローゲージのセーターなどかさがあって、それほど重くない衣類がオススメ。

衣替えのNGポイント

衣替えをするにあたって、いくつかNGポイントを解説します。これをやっている場合は、洋服を傷めている可能性もあるので、要注意です。

ニット類をそのまま収納している。

冬場に着るセーターは汗をかくことが少ないため、つい汚れていないと思いがちです。しかし、袖口や襟周りなどに汗や皮脂が付いていることもあります。また、気づかない箇所に食べ物汚れが付いていることも。これらは虫食いや黄ばみの原因になるので、収納前はしっかりとお手入れをしてニット類は仕舞いましょう。

防虫剤を使わない

セーターなど虫食いがあってからでは遅いです。目立つところに虫食いがあると、着ることができなくなります。期限が切れていないかもチェックしましょう。

衣装ケースに目一杯入れている

収納をする際に洋服を衣装ケースに目一杯入れてしまうと、防虫剤の効果が半減してしまい服の傷みにつながります。無理のない程度に収納しましょう。

段ボールを収納ケース代わりに使っている

段ボールは硬いため、収納ケース代わりに使っている人もいます。しかし、紙で出来ているため湿気に弱く、中身も見えないため持っている洋服のワードローブを把握しにくいです。そのため収納環境としてはよろしくありません。翌シーズンに出すと紙が湿気を吸ってカビが付いていることもあります。

また、段ボールはゴキブリが卵を産みやすい環境でもあるため、衛生的にも好ましくありません。そのため、段ボールを収納ケースに使うことは避けましょう。

クリーニングから返ってきた際のビニール袋を付けたまま収納する

洋服がクリーニングから返ってくるときに付いているビニール袋を外さずに収納すると、ビニールには通気性がないのでカビの原因になります。また稀にクリーニングで使った薬剤が乾燥する前にビニール袋をかけられている可能性もあり得ます。その場合、薬剤のにおいが取れなくなってしまう恐れもあります。そのため、クリーニングから返ってきたときに付いているビニール袋は取り去ってから収納しましょう。

すべて畳んで収納している

洋服を収納する際は畳んで収納する方が場所を取りません。しかし、ジャケット、コート、スーツ、パンツなどは畳むとシワが入りやすいため、ハンガーにかけて収納しましょう。

スーツを収納する際のポイント

スーツにも春夏もの、秋冬ものがあります。衣替えを行うことで、シーズンに合ったものを着ることができます。ここではスーツの衣替えについて解説します。

ハンガーは厚さがあるものを使う

クリーニングに洋服を出すと返却時に針金状のハンガーが付いてくることがあります。そうしたハンガーにスーツをかけてそのままワードローブに掛けている人がいますが、スーツのジャケットは肩周りが立体的に作られているため、厚みのない針金ハンガーを使うとジャケットの肩を傷めてしまいます。肩周りに厚みがあって、前方向に湾曲しているハンガーを使うようにしましょう。

ビニール袋は取り去る

クリーニングから返ってきたスーツにはビニール袋がかけられていることが多いです。ホコリなどを付けたくないためビニール袋をかけたまま収納しがちですが、先の項目でお伝えした通り、ビニール袋を被せたまま収納すると服を傷める場合があります。これはスーツも同じです。そのため、ビニール袋は取り去って収納しましょう。

なお、スーツ全体を覆う不織布であれば通気性もあるため問題ありません。

適度に間隔を空ける

スーツをハンガーにかけて収納する際はスーツ同士を詰め込みすぎないように気をつけましょう。詰め込みすぎると肩回りがつぶれる原因になります。また通気性も悪くなるためカビ、ニオイの原因になります。ハンガー用の防虫剤もオススメです。

ハンガーを統一する

ハンガーの形状がバラバラだとスーツを複数かけた際に余計に場所をとってしまいます。そこで同じハンガーに統一するとスーツがかさばりにくくなるためオススメです。同じハンガーでスーツが等間隔できちんと並んでいるのは見た目も良くなります。

衣替えの負担を減らすには

これまでは衣替えの方法について解説しましたが、よく使う服だけを残して大掛かりな衣替えをしなくて良いようにするのもオススメです。

例えば、部屋の壁一面を収納にして、左右で春夏もの、秋冬ものを収納し、常に着たい服を取り出せる状態にしておくといった具合です。衣替えの作業自体がなくなり、負担がかなり軽減されるはずです。

不要になった服はどうする?

服が増えると、どうしても処分の必要性が生じます。リサイクル店に持って行くなども一案です。それもできない服は廃棄することになるのが常です。

しかし現在、衣類ゴミは日本だけにとどまらず、世界的に見ても深刻な環境問題となっています。そこで着なくなった服をただ捨てるのではなく、別の服に再生させるBRINGというプロジェクトがあります。

 BRINGの活動

https://bring.org/pages/recycle

このBRINGは、使われなくなった服のごみを回収し、その中のポリエステルをもう一度ポリエステルの原料に再生する活動を行なっています。この活動を行うことによって、年間5200万トン生産されているポリエステルを再生させ、採掘する石油を削減することに寄与しています。また、ポリエステル以外の原料も可能な限り資源に再生しています。

現在、BRINGは活動の輪を広げています。皆さんもぜひ、この活動にご賛同、ご協力いただければ幸いです。

まとめ

このコラムでは衣替えについて詳しく解説しました。

なお、このコラムのポイントを改めて紹介すると以下の通りです。

・衣替えとは

・衣替えの歴史

・現代の衣替えは気候、気温などで柔軟に考える

・衣替えは最高気温を目安にする

・衣替えを行う3つの目的

・シーズンに合ったものを着る

・服のメンテナンスをする

・断捨離をする

・衣替えの具体的な手順

・選択をする

・メンテナンスをする

・入れ替えをする

・衣替えのNGポイント

・ニット類をそのまま収納している。

・防虫剤を使わない

・衣装ケースに目一杯入れている

・段ボールを収納ケース代わりに使っている

・クリーニングから返ってきた際のビニール袋を付けたまま収納する

・すべて畳んで収納している

・スーツを収納する際のポイント

・ハンガーは厚さがあるものを使う

・ビニール袋は取り去る

・適度に間隔を空ける

・衣替えの負担を減らすには

・不要になった服は捨てずに再生できる

BRINGの活動

このコラムの重要なポイントをしっかり押さえることで、衣替えの参考となりましたら幸いです。

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監修者

オーダースーツ銀座英國屋 代表取締役社長 小林英毅

小林英毅(銀座英國屋 代表取締役社長)

1981年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。 オーダースーツ銀座英國屋の3代目社長。 青山学院大学ファッションビジネス戦略論・一橋大学MBA・明治大学MBA・ネクストプレナー大学にてゲスト講師。 銀座英國屋は、創業80年。東京銀座・オークラ東京・大坂梅田・大阪あべのハルカス・京都に店舗展開。

ビジネスウェアを選ぶ際の「どなたから、信頼を得たいか?」という視点を軸に、オーダースーツについて、お役に立つ情報をお届けいたします。

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