オーダースーツ 銀座英國屋コラムイタリアとイギリスのスーツのシルエットについて│2つの関係性と違いを解説

イタリアとイギリスのスーツのシルエットについて│2つの関係性と違いを解説

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スーツファッションには、イギリスとイタリアというふたつの本場があります。それぞれの典型的なシルエットは対照的ですが、近年ではファッションのボーダーレス化で、両者の良さを取り入れた均一的なシルエットも増えてきました。

今回の記事では、イギリスとイタリアのスーツのシルエットについて、わかりやすく解説します。

イギリスとイタリアのスーツの関係性

ビジネスパーソンが日々身につけているスーツの原型は、イギリスの服飾文化の中で登場した「ラウンジスーツ」にあります。

また、オーダーメイド、すなわちビスポーク文化の発祥地も、ビスポークテーラーが軒を並べるロンドンのサヴィル・ロウストリートです。

そして、イタリア流のビスポークであるサルトリアは、もともとイギリスの貴族がナポリなどにバカンスで訪れる際に同行させていたビスポーク職人が、イギリスの服文化に憧れるナポリの服職人に技術を伝授し、それを自分たちの技術を融合して作り上げたものです。

これらのことから、スーツの本場といえばまずイギリス、次にイタリアが挙げられます。

ただし、1980年頃からの世界的なイタリアンファッションの台頭によって、ファッション全体としてはイタリアの影響力が大きくなりました。

そのため、イギリスのスーツファッションも、イタリア的な要素が反映されてきたのも事実です。

イギリスとイタリアのスーツ文化には、このような関係性が存在しているのです。

イタリアのスーツのシルエット

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イタリアのスーツのシルエットは、ひとことでいえば「丸い服」といわれます。それは曲線で構成される人の体のラインを、素材の柔らかさやドレープ感で巧みに際立たせるからです。

もちろん、サルト(イタリアのテーラー)やブランドによって特徴があるのと、ファッショントレンドによっても表現の幅はあります。全体的にゆとりを多く取る場合があれば、極力体の線に近いシルエットもあるでしょう。

ほぼ共通しているのは、肩パッドをあまり使わず、芯地も少なめの「軽やかな仕立て」です。そのため、ボディラインを反映しつつ、生地と体の間にふわっと空気を間に挟んだようなシルエットとなります。

(イタリア的なシルエットは体のラインがある程度出るので、がっしりした体格の方には向いていますが、スリムな方の場合は細さを強調してしまう場合もあります。)

イギリスのスーツのシルエット

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イギリスのスーツのシルエットは、基本的にはイタリアのスーツと対象的に、構築的でやや重みをもたせたものになります。

肩パッドも使用し、ハリのある芯地によって肩や胸をしっかりした感じにし、ウエストは「イングリッシュドレープ」と呼ばれる砂時計状のくびれを作り、上着のヒップまわりはゆとりをもたせます。

ちなみにクラシックテイストが強いほど、上記の表現が強調され、モダンブリティッシュの中でもクラシック要素を薄めているブランドは、イタリア的な要素が含まれてきます。

イギリスのファッションにかぎらず、あらゆるファッションがグローバル化、ボーダーレス化している傾向もあり、昔の服に比べれば国籍を感じさせる要素の比重は下がっています。

そのため、多くのスーツのシルエットは、ファッション的影響力が大きいイタリアンテイストを取り入れたものです。

しかし、その中でもブリティッシュテイストが好きな方が好む、より構築的なシルエットは、一層の存在感を放っています。

既製スーツではシルエットのボーダーレス化のために少なくなっているかもしれませんが、オーダーメイドであればよりブリティッシュなシルエットが、表現できます。

イギリス的なシルエットは、幅広い体型の方にオススメできます。スリムな方にも、ほどよいボリューム感をもたせることができるのでオススメです。

さいごに

ファッションの流れからすれば、イギリスのスーツがルーツであり、それをイタリアがアレンジしたものが世界的に広がりました。

ファッションが無国籍化している流れによって、多くの既製スーツのシルエットがイタリア的な魅力を取り入れているからこそ、オーダーメイドで作ったイギリス的なシルエットの服を着るカッコ良さもあります。

オーダースーツのシルエットに迷っているみなさんは、ぜひお気軽に銀座英國屋にご相談ください。豊富な知識を持つスタッフが最適なシルエットをご提案します。

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監修者

オーダースーツ銀座英國屋 代表取締役社長 小林英毅

小林英毅(銀座英國屋 代表取締役社長)

1981年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。 オーダースーツ銀座英國屋の3代目社長。 青山学院大学ファッションビジネス戦略論・一橋大学MBA・明治大学MBA・ネクストプレナー大学にてゲスト講師。 銀座英國屋は、創業80年。東京銀座・オークラ東京・大坂梅田・大阪あべのハルカス・京都に店舗展開。

ビジネスウェアを選ぶ際の「どなたから、信頼を得たいか?」という視点を軸に、オーダースーツについて、お役に立つ情報をお届けいたします。

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