オーダースーツ 銀座英國屋コラムジョン・キャベンディッシュは英国の格調とイタリアの艶が共存するオーダースーツ生地
ジョン・キャベンディッシュは英国の格調とイタリアの艶が共存するオーダースーツ生地
英国のオーダースーツ生地ブランドであるジョン・キャベンディッシュ(JOHN CAVENDISH)は、日本では知る人ぞ知る生地ブランドですが、そのこだわりと品質には目を見張るものがあります。
創業から30年余りで、並いる100年レベルの老舗と比べると青年のような初々しさを持つブランドともいえるでしょう。
今回の記事ではそんなジョン・キャベンディッシュの特徴や魅力について、紹介します。ネームバリューよりも本質にこだわる人は、ぜひ参考にしてください。
目次
英国の名門生地ブランド、ジョン・キャベンディッシュ(JOHN CAVENDISH)
英国の名門オーダー生地ブランドであるジョン・キャベンディッシュ(JOHN CAVENDISH)は1988年創業のブランドです。世界中の一流テーラーにオーダースーツ向けの生地はもちろん、デザイナーズブランドにも生地を供給し、評価されています。
良質な原料素材を厳選して使用し、綿密かつ繊細に織られた生地は素晴らしい肌触りと仕立て映え、そして着心地を与えてくれます。
英国生地の持ち味にイタリア生地の美点が共存
ジョン・キャベンディッシュは、素材の扱いをこよなく大切にしています。そしてそれが反映された、英国生地の持ち味であるハリとコシを残しつつ、イタリア生地のようなきめ細かさや光沢感も表現されたオーダー生地を提供しています。
とりわけ秀逸なのが春夏用のフレスコ織り(ポーラとも呼ばれる)の系統のオーダースーツ生地で、軽やかな夏のシーンを演出してくれる、サマースーツやサマージャケットにぴったりの逸品です。
ウールに、場合によってはシルクやモヘヤが混紡された上質でサラッとした質感の糸をフレスコ織りにすると、抜群の通気性としなやかな軽さ、シャリ感などが総合的な涼感を表現します。
老舗の生地ブランド群に比べると創業からの年数は短いものの、生地作りへのこだわりでは引けをとりません。
だからこそ、フランスの高級メゾンなどにオートクチュールやプレタテポルテ用の超高級生地を提供するくらいのクオリティを誇っているのです。
ジョン・キャベンディッシュ(JOHN CAVENDISH)がおすすめな人とは?
ジョン・キャベンディッシュ(JOHN CAVENDISH)をおすすめしたい人は、特にブランド名や知名度にはこだわらず、生地の本質である見た目や着心地の良さを優先するビジネスパーソンのみなさんです。
また、ファッションの好みからいえば、英国生地のテイストもイタリア生地のテイストも、どちらも好きな人にもふさわしい選択肢といえるでしょう。英国とイタリア双方の強みとなっているテイストを持ち合わせているからです。
ひとつの生地で2つの国のファッションテイスト、もっといえば文化を織り込んだような生地こそ、ジョン・キャベンディッシュです。
さいごに
現時点でのオーダー生地ブランドとしての認知度においては、多少低いかもしれませんが、ジョン・キャベンディッシュ(JOHN CAVENDISH)は実力あるオーダー生地ブランドです。
ネームバリューよりも生地の本質から選ぼうとする人には、ぜひ試していただきたいオーダースーツ生地です。私たち銀座英國屋でも扱っているので、ぜひお気軽にお声かけください。
監修者
小林英毅(銀座英國屋 代表取締役社長)
1981年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。 オーダースーツ銀座英國屋の3代目社長。 青山学院大学ファッションビジネス戦略論・一橋大学MBA・明治大学MBA・ネクストプレナー大学にてゲスト講師。 銀座英國屋は、創業80年。東京銀座・オークラ東京・大坂梅田・大阪あべのハルカス・京都に店舗展開。
ビジネスウェアを選ぶ際の「どなたから、信頼を得たいか?」という視点を軸に、オーダースーツについて、お役に立つ情報をお届けいたします。
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