オーダースーツ 銀座英國屋コラムチャールズ・クレイトンのオーダースーツ生地は超細番手の梳毛素材として世界最高水準
チャールズ・クレイトンのオーダースーツ生地は超細番手の梳毛素材として世界最高水準
チャールズ・クレイトンは細番手の高級ウーステッド(梳毛のスーツ向け素材)のオーダースーツ生地で世界的に評価の高い英国のオーダー生地ブランドです。
最高品質のメリノウールを、カシミヤやシルクなどの高級素材と絶妙にブレンドした生地も、ほかに類を見ない秀逸なクオリティを誇ります。
今回の記事では、日本においてはまだまだ実力ほどの認知度に至っていないこのチャールズ・クレイトンの魅力をさまざまな角度からご紹介します。細番手のオーダースーツ生地がお好みのみなさんは、ぜひ参考にしてください。
目次
チャールズ・クレイトン(CHARLES CLAYTON)とは?
チャールズ クレイトンは1959年に、英国織物産業の要所であるヨークシャーのカルダーデール・エランドで創業しました。
チャールズ・クレイトン(CHARLES CLAYTON)の名前は、すでに国際的には最高クラスの細番手梳毛生地の代名詞に近いほど評価されています。
ゴージャスで美しいウーステッド(梳毛素材)
選りすぐりの上質なメリノウールを、同じく選りすぐりのカシミヤやシルクなどの上質繊維とブレンドすることで、ウールだけでは実現できなかったグレードの糸を紡ぎ出し、超細番手のゴージャスで美しいウーステッドとして提供します。
チャールズ・クレイトンの絶妙にスタイリッシュな仕上がりの、ドレープ性が抜群のオーダースーツ生地は、エンドユーザーの仕立てる喜びを掻き立て、着る際には高揚感と刺激を与えます。
高水準の生地を生み出すのは「人」と「伝統の継承」と「責任感」
多くの環境要因がこのブランドにとって有益に働き、競争力のある価格設定と半端のない一貫した高品質の双方を実現できたようです。
チャールズ・クレイトン(CHARLES CLAYTON)の拠点があるウェストヨークシャーは、ウーステッド素材の発祥の地として知られています。そこで生まれる生地のクオリティで現在もなお世界的に有名です。ただし、いうまでもなく場所だけで品質率は保証されません。
技術者と製造スタッフのチームは、ウェストヨークシャー地域の遺産と世代を超えたスキルと経験の継承の産物です。すべての製品の品質を確保するという彼らの責任感は、流通する生地の存在感に反映されます。
世界のトップクラスの顧客が求めるクオリティ
スーパー120’s~r200’sまでの細番手の超高級ウール生地のほか、シルクやカシミヤ、サマーキッドモヘアなどの高級生地を得意としたブランドです。
英国生地らしいハリの良さで、ブリティッシュスタイルの要となる胸元から腰にかけての砂時計上のくびれである「イングリッシュドレープ」を見事に表現できます。
顧客として名を連ねるのは「グッチ」「ジョルジオ・アルマーニ」「ブリオーニ」「プラダ」などの豪華な顔ぶれです。
それ以外の顧客はテーラーショップ、格式のあるプレタポルテのアトリエや著名なスタイリストなどで、国外の顧客には信頼できるエージェントを通じて輸出されています。
チャールズ・クレイトン(CHARLES CLAYTON)の特徴
才能あふれる社内デザインチームの一貫したリーダーシップにより、チャールズ・クレイトンのオーダースーツ生地の見た目はエレガントに控えめで、典型的な王道英国テイストです。
デザインチームは常にトレンドや最新スタイルに目を向け、豊富な過去のアーカイブを参照して、エンドユーザーをワクワクさせるコレクションを生み出し、またデザインチームがコレクションごとに、確立された人気のあるベースファブリックに、少なくとも2つ以上の新しいアイデアを導入し、目の肥えた顧客の要求に応え続けています。
デザイナーは顧客にとって必要とあれば、優れて斬新なデザインを作成するために彼らの持ちうるすべての知識とスキルをいつでも惜しみなく差し出すスタンスで仕事に向き合っているのです。
スーパー140’sのフランネルは今でも作られてきた生地の中で最も古く、最も伝統的な生地のひとつで、またカシミヤを使用したスーパー150’sとスーパー180’sは、プレタポルテ(高級既製服)やオーダーメイドのスーツに特別なバージョンを提供しています。
彼らのコレクションはヨークシャーにある自社工場で、英国の伝統をベースにチャールズ・クレイトンのスキルとテクノロジーを駆使して織られています。
チャールズ・クレイトン(CHARLES CLAYTON)がおすすめな人
チャールズ・クレイトンがおすすめな人は、細番手のオーダースーツ生地が好きなみなさんです。一般的な細番手の生地と比べれば、そのなめらかさやしなやかさ、トータルのクオリティの違いは驚きでしょう。
チャールズ・クレイトンのオーダースーツ生地特有のドレープ性や光沢感、タッチの柔らかさこそ、大人の紳士の優雅なシルエットを生み出す要素となります。
さいごに
紳士服であってもレディースに負けないほどの、うっとりするような艶やかさと美しさを持つチャールズ・クレイトン(CHARLES CLAYTON)は、細番手ウーステッドの供給者として最高クラスのオーダースーツ生地ブランドです。
細番手の生地が好きなみなさんはもちろん、これまで細番手を意識していなかったみなさんも含めて、銀座英國屋でそのきめ細やかなウーステッドを、実際に手にとって触れてみてください。
監修者
小林英毅(銀座英國屋 代表取締役社長)
1981年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。 オーダースーツ銀座英國屋の3代目社長。 青山学院大学ファッションビジネス戦略論・一橋大学MBA・明治大学MBA・ネクストプレナー大学にてゲスト講師。 銀座英國屋は、創業80年。東京銀座・オークラ東京・大坂梅田・大阪あべのハルカス・京都に店舗展開。
ビジネスウェアを選ぶ際の「どなたから、信頼を得たいか?」という視点を軸に、オーダースーツについて、お役に立つ情報をお届けいたします。
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