オーダースーツ 銀座英國屋コラムカルロ・バルベラの生地で仕立てるオーダースーツに高く薫るクラシコイタリアの「粋」
カルロ・バルベラの生地で仕立てるオーダースーツに高く薫るクラシコイタリアの「粋」
イタリアの名門オーダースーツ生地ブランドであるカルロ・バルベラ(CARLO BARBERA)は、フランネルをはじめとして、さまざまなタイプの上質でクラシコイタリアの「粋」を感じさせるテイストが色濃く薫る、オーダースーツやジャケットの生地を展開しています。
素材へのこだわりは徹底しており、世界中のお洒落好きなビジネスパーソンの注目を集めています。今回の記事では、そんなカルロ・バルベラの特徴や魅力を詳しく解説します。
クラシコイタリアテイストの生地が好みのみなさんは、ぜひ参考にしてください。
目次
クラシコイタリアのテイストが色濃く薫るカルロ・バルベラ(CARLO BARBERA)
素材へのこだわりはあくまでも強く、広く世界中の根強いファンを持つカルロ・バルベラ(CARLO BARBERA)は1949年に創業されました。
イタリアの毛織物の聖地にして世界三大織物産地ビエラで創業するミルの中でも名門とされる、高級服地に特化したオーダースーツ生地ブランドです。
創業者のカルロ・バルベラから2代目のルチアーノ・バルベラに移ると、クラシコイタリアのブランドの中でもトップクラスで、世界的に知名度が高いキートンが積極的にバルベラの生地をコレクションに使用しました。
その後3代目コラード・バルベラに引き継がれ、縁が深かったキートンのグループに参加して現在に至ります。
70年を超える歴史の中で、製造拠点をビエラから移転するも、特徴であるクラシコイタリアテイストの体現においては、他社の追随をまったく許しません。
糸が本来持っている良さを尊重し、その天然の風合いを活かした生地作りが高く評価されています。デザイナーズブランドやアパレルメーカーの高級部門が好んで使用しますが、やはりオーダースーツやオーダージャケット用に使用されているのがメインです。
キートン以外にも、多くのクラシコイタリアのブランドが、カルロ・バルベラの「粋」を感じさせるオーダースーツ生地を愛用しています。
カルロ・バルベラの独自の製法と極細の長繊維へのこだわり
カルロ・バルベラ(CARLO BARBERA)の生地は、長年に渡って独自の製法で織られてきたことで知られています。併せて、極細の長繊維を使用するというこだわりも有名です。
昔からの一貫した品質の高さは、いまだに数十年前のカルロ・バルベラのオーダースーツ生地がデッドストックなどから発見されると、ヴィンテージマニアの方がたが優れたヴィンテージ生地として飛びつかれることからもわかります。
絶品の生地の秘訣は、糸の「緊張と緩和」
カルロ・バルベラ(CARLO BARBERA)の製造プロセスの秘訣として、生地の素となる糸はそのままでは緊張状態にあることに着目し、緊張を解すプロセスが設けられています。
それによって糸の特性を最大限に引き出し、他のミルの製造工程では真似のできない、優雅な雰囲気を漂わせる生地を提供してきました。
気負うことがない、肩の力を抜いた本質的なお洒落感はイタリア流の「粋」を見事に表現しています。
伝統を重んじつつ、改善のために妥協を許さない直向きな研究の姿勢と、選りすぐりのテキスタイルデザイナーによるセンスの良さを全面に出すことで、まさに別格のオーダースーツ生地をプロデュースしているのがカルロ・バルベラです。
カルロ・バルベラ(CARLO BARBERA)の生地の特徴とは?
カルロ・バルベラ(CARLO BARBERA)のオーダースーツ・ジャケット生地の最たる特徴は、とにかく柔らかくて軽やかで、上着を着ていることをうっかり忘れてしまうといわれるほどの着心地の良さを味わえることです。
それでいて、決してヤワな生地ではなく芯があります。柔らかくとも緩いファッションにはならず、むしろ凛とした爽やかさを醸し出します。また、手間ひまを掛けて作られているだけあって、魅力的な奥ゆかしい光沢を備えています。
そして忘れてはいけないのが、色の冴えの見事さです。発色の良い柄が多く、染色や洗浄に良質な水を使用しているこだわりが活かされています。
その色の冴えや柔らかでなめらかな手触り、しなやかで柔和な風合とボリューム感などが相まって、クラシコイタリア特有の、圧倒的な格調の高さを感じさせる仕上がりとなっています。
美しさとともに耐久性も備えるオーダー生地
カルロ・バルベラ(CARLO BARBERA)のオーダースーツ・ジャケット生地で仕立てた服は、耐久性も備えているので、着心地と格好良さにつられて頻繁に着用しても、鮮度がなかなか落ちません。
オーダー生地の中には品質重視のあまり、美しさや機能性を損ねているものも存在しますが、カルロ・バルベラはそれらが高いポイントでバランスが取れている稀有なオーダー生地です。お洒落で実用的で、永く愛用できるお気に入りの服となるでしょう。
カルロ・バルベラがおすすめな人とは?
カルロ・バルベラ(CARLO BARBERA)のオーダー生地でスーツやジャケット、コートなどを仕立てて愛用してもらいたいのは、やはりクラシコイタリアテイストをこよなく愛するみなさんです。
重厚で華麗な英国クラシックテイストの良さとは種類の異なる、粋で洒脱なクラシコイタリアのテイストは、糸のクオリティや染めのレベル、織りのこだわりなどがあまねく発揮されているからこそ、その良さが誰にでも感じられます。
クラシコ・イタリアファンの方だけでなく、興味がある方も含めて「イタリア的なクラシックの格好良さ」を目指すみなさんに、おすすめしたいオーダー生地がカルロ・バルベラです。
そして、普段英国テイストを楽しんでいる方も、たまには自身のカラーを変えて、ビジネススシーンにイタリアの風を靡かせてみるのもまた楽しいことでしょう。
さいごに
70年を超える長い歴史の中で一貫して糸の良さを活かすことにこだわりつづけてきた生地ブランドがカルロ・バルベラ(CARLO BARBERA)です。羽織っていることを忘れさせるほど軽やかで、しかも丈夫な生地とは、何とも現代的な特徴ではないでしょうか。
ビジネスシーンにクラシコイタリアのテイストを身にまとって、凛とした優雅なリラックス感で登場してみるのもビジネスファッションの素敵な楽しみ方のひとつです。
私たち銀座英國屋ではこのカルロ・バルベラの十八番であるフランネルを含む、オーダースーツやジャケット向けの生地を扱っておりますので、ぜひお気軽にお声掛けください。
監修者
小林英毅(銀座英國屋 代表取締役社長)
1981年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。 オーダースーツ銀座英國屋の3代目社長。 青山学院大学ファッションビジネス戦略論・一橋大学MBA・明治大学MBA・ネクストプレナー大学にてゲスト講師。 銀座英國屋は、創業80年。東京銀座・オークラ東京・大坂梅田・大阪あべのハルカス・京都に店舗展開。
ビジネスウェアを選ぶ際の「どなたから、信頼を得たいか?」という視点を軸に、オーダースーツについて、お役に立つ情報をお届けいたします。
オーダースーツ銀座英國屋(東京銀座・東京赤坂・大阪梅田・大阪阿倍野・京都)|トップへ戻る
最近の投稿
-
2024年11月16日
大学入学式のスーツはどう選ぶ?男性向けに選び方と着こなし方を解説
-
2024年11月8日
モーニングコートはいつ着る?燕尾服との違いと着こなしマナーを解説
-
2024年10月28日
ブラックスーツとは?ダークスーツとどう違う?着こなし方を解説
-
2024年10月21日
燕尾服とは?着る場面や着こなし方をわかりやすく解説
-
2024年10月12日
ボタンダウンシャツとは?着こなしの注意点とオススメのコーデを紹介