オーダースーツ 銀座英國屋オーダースーツ顧客様インタビュー「ステキ」だと褒められるようになりました。

「ステキ」だと褒められるようになりました。

太陽ホールディングス 代表取締役 佐藤英志様

Profile:太陽ホールディングス 代表取締役社長
監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)入所。在職中に佐藤英志公認会計士事務所を設立。退職後、エスネットワークス設立。2002年~2007年、有線ブロードネットワークス(現USEN)取締役、常務取締役、ギャガ・コミュニケーションズ(現ギャガ)取締役副社長を歴任。太陽インキ製造(現太陽ホールディングス)社外取締役、代表取締役社長を経て、2011年、代表取締役社長に就任。現在に至る。

太陽ホールディングスの事業紹介

-代表取締役社長-小林英毅

小林:本日は、よろしくお願いいたします。
まず、太陽ホールディングス様の事業について、ご紹介いただけますか?

太陽ホールディングス 代表取締役 佐藤英志様

佐藤様:祖業は、印刷用インキの製造販売。この祖業から生まれたソルダーレジスト(プリント配線板の表面を覆い、回路パターンを保護する絶縁膜となるインキ)という電子部品用化学品部材の製造販売及び仕入販売をはじめとするエレクトロニクス事業が主体です。
半導体パッケージ向けのソルダーレジストなどで、世界シェアトップです。

最新の電子機器にも多く使用され、デジタル化が加速する社会を裏側から支えています。最新タブレットPCのMini LEDバックライトユニットでも採用されています。 また、2017年8月から医療・医薬品事業として、長期収載品(新薬として発売された後に特許期間もしくは再審査期間が終了し、ジェネリック医薬品の発売が可能となっている先発品)の製造販売を手掛けています。2019年10月からは大手製薬グループから製薬工場をM&Aで迎え入れ、医薬品の製造受託を始めました。 更に、2018年4月にはソフトウェア開発会社・システム開発会社の2社をM&Aで迎え入れ、最近話題のDXに関わる事業などを拡げています

ソルダーレジスト

圧倒的なシェアをもたらす「信頼性」

小林:世界シェアトップを長く守り続けているのはすごいですね。それだけの圧倒的なシェアを誇る差別化ポイントは、どこにあるのでしょうか?

佐藤様:一番は「信頼性」です。そして、信頼性を証明するものは実績です。
ソルダーレジストは「実績がある製品が採用される」という商材です。信頼性を前提にして、微細化・薄膜化といった性能が評価されます。各社、微細化・薄膜化といった性能では、同じような製品を開発できますが、「何千時間の使用で耐えられるのか?」といった点で、信頼性・実績が大きく評価されます。

小林:たしかに、ソフトでは、後でのアップデート修正が可能ですが、ハードでは、後での修正というと、リコールになってしまうので、信頼性・実績は、大きな差別化ポイントになりますね。

佐藤様:その通りです。車で言えば、半導体の基板は発火の要因ともなる部品です。このため、信頼性は大きく評価されます。
例えば、車には、半導体だけではなく、一般基板と呼ばれる部品も使われますが、それも世界シェアの約半分で採用いただいています。それこそ、50年以上も乗り続けられる車もあり、その基板でも採用され、使われてきました。そういった点でも、実績が評価されています。

太陽ホールディングス 代表取締役 佐藤英志様1

小林:なるほど、「信頼性を証明する実績」があるからこそ、圧倒的なシェアを誇っていらっしゃるのですね。

「信頼」を得るには、まず「敬意を示す」

小林:佐藤様はとても「信頼」を大切にしていらっしゃるように感じています。
私の認識では「信頼」を得るためには、まず「敬意を示す」ことが必要であり、スーツの役割は、この「敬意を示す」サポートを通して「信頼を得やすくする」ことだと思っています。

佐藤様:「敬意を示す」ことは、とても大切ですね。

小林:今回のインタビューの前にも、様々な記事・情報にも目を通させていただきましたが、佐藤様から強く感じるのは特に「社員に対しての敬意」でした。
自社で運営している社員食堂、最先端の機器を揃えたラボラトリー、単に褒めるではなく「勇気づけ」を大切にする保育園、多国籍な社員の採用、若手社員発案の作業服リニューアルなどなど…「社員に対しての敬意」なしには、どれ一つとして、実現しえなかった施策ではないでしょうか。

太陽ホールディングス フロア

社員からの信頼を得るには「社員の声に耳を傾ける」

小林:佐藤様は、いつごろから「信頼を得るために、敬意を払う」ようになられたのでしょうか?

佐藤様:(現在、社長に就任している太陽ホールディングスとは別に、)27歳の時に会社を立ち上げましたが、30歳の時に、社員30-40人の内、20人くらいが一度に退職するという事件がありました。

佐藤様:売上も、すごく伸びていましたが、忙しくなる現場の辛さを共感できていなかったと思います。それこそ「売上が伸びているから、良いだろう」ぐらいに考えていました。そうしたら、20人くらいが、バサッといなくなりました。本当にショックでした。
そこで気付いたのです。「ちゃんと社員の声に耳を傾けなければ」と。
自分としては、仲良くやっていたつもりでした。
しかし、中には「備品のティッシュの発注も止められた!」と言って辞めていった社員もいました。そんなことがあるわけがありませんが、当時の社員からすれば、それくらいに話を聞いていなかったのだと思います。
そこから「社員の話を聞かなければ…」と強く意識するようになりました。

太陽ホールディングス 代表取締役 佐藤英志様2

小林:「信頼」を得るために心がけていらっしゃる事を、さらに深く伺いたいです。

佐藤様:しっかり聞く、しっかり返す」でしょうか。そして「早く返す」も大切だと思っています。

「見られる立場」だから、装いに気を配る

小林:装いについてお伺いしたいのですが、2017年に、スタイリングのコンサルティングを受けていらっしゃいますが、その当時としては珍しかったかと思います。佐藤様は、元々から「装い」に気を遣っていらしたのでしょうか?

佐藤様:経営者は、社外からも社員からも、様々な方から見られます。このためベースとして「よそ行き」である必要があると思っています。少なからず、会社の代表として視線が向けられるような面がある。
それは、昔から気にしていました。
そういった中で、なぜ2017年に役員皆がスタイリングのコンサルティングを受けたかと言えば、当社は事業の形態がBtoBであるということもあり、役員でも装いにあまり気を使わない人がいました。その意識を変えていくため、スタイリングのコンサルティングを受けてもらいました。

小林:「みんな、見られる立場だから、ちゃんとしようよ!」ということですね。

佐藤様:そうです。やはり「見られている」と思うと、全く変わりますから。
ちなみに、今の我が社の人間が当時の写真を見ると「この時からどんどん洗練されていっている!」と感じるようです。

小林:たった5年間で、それだけ感性が磨かれたというのは、すごい変化ですね。
男性は、髪型一つを変えるだけでも抵抗してしまいます(笑)。このため、なかなか、そこまでは変化できません。
やはり、佐藤様の影響が大きいのかと思います。
そのように装いに気を遣われる佐藤様にとって、スーツはどういったアイテムでしょうか?

オーダースーツ銀座英國屋 オークラ東京店

佐藤様:「仕事のスイッチ」を入れるものでしょうか。例えば、オフィスに行くときにも「見られる」と思いますので。

銀座英國屋だから
「安心」で「楽」

小林:では、ここ一番の時の勝負服は、どのような装いですか?

佐藤様:お世辞抜きで、銀座英國屋さんのスーツです。
銀座英國屋さんには安心感があります。とても「ちゃんとしている」と見られるので。私にとっては、大きな安心感です。

太陽ホールディングス 代表取締役 佐藤英志様3

小林:ありがとうございます。
なぜ当社でオーダーいただいたのでしょうか?

佐藤様:初めて銀座英國屋さんで仕立てたのは、ビジネスファッション系のインタビューを受ける機会があったことがキッカケでした。「軽く見られるスーツでは出たくない」と思い、敢えて固いイメージにするために銀座英國屋さんでオーダーしようと思いました。

小林:その後も、銀座英國屋でお仕立ていただき続けていますが、なぜでしょうか?

佐藤様:1回目のスーツの仕上がりが良かったからです。また、どこのスーツか聞かれたときに、銀座英國屋のものだと答えると、誠実な印象も伝わるため、安心感があります。

小林:たしかに、他のお客様からも「どこのスーツか聞かれた時に、銀座英國屋と答えられると安心」とよく伺い、ありがたく感じています。

「ステキ」と褒められるようになった

佐藤様:また、褒められることが多くなりました。写真を撮るたびに、褒められています。例えば、シルエットや生地の良さ。目が肥えているカメラマンからも、「スーツがバシッとしています」と、よく褒められます。当社の社員からも「ステキ」「若々しくなった」とも言われています。
それ以降は、「他のお店に行かなくても良いや」と思っています。

小林:ありがとうございます。
1着目のスーツを仕立てる前後で、銀座英國屋のイメージは変わりましたか?

佐藤様:申し訳ないのですが…実は、銀座英國屋のスーツは、もっと「おじさん臭くなる」と思っていました。「ぶかぶかのスーツ」というイメージです。
しかし、実際に仕立ててみたら「ステキ」「若く見える」と言われました。
それはイメージと大きく違いました。

小林:先日、取締役2名の方も、ご紹介いただいていますが、どういった思いでお勧めしていただいたのでしょうか。

佐藤様:彼らには「見られる立場だから、仕立てなさい」と指示しました。
仕上がったスーツで写真も撮りましたが、社員からも「やっぱり銀座英國屋さん、きれいですね」との高評価でした。

太陽ホールディングス 代表取締役 佐藤英志様4

銀座英國屋は「圧倒的に安心」なのでオススメ

小林:では、どういった方にとって、銀座英國屋をおすすめできると思われますか?

佐藤様:すべてのビジネスマンに良いと思います。最近はだいぶ服装がゆるくなってきたとは言え、ちゃんとした場面に出ていくときには、銀座英國屋さんのスーツであれば、圧倒的に安心だと思います。これは、私の経験値として言えます。
私は、本当に楽でした。「着ていれば良い」ので。

小林:ありがとうございます。
当社のお客様は、どちらかと言えば、ファッションとしてのスーツよりも、「ビジネスに注力したい」という方が多いです。その意味で、「洋服については何も考えず、安心して着られるスーツ」をご提供できているということは、銀座英國屋が果たすべき役割を果たせていると思いますので、本当に嬉しいことです。

佐藤様:スーツを着るのは、毎日のことですから。
私みたいに、ファッションのことをあまり考えたくない人間にとっては、楽です。

小林:最後に、お気に入りのアイテムも教えていただけますか?

太陽ホールディングス 名刺

佐藤様:「和紙のふるさと」で知られる埼玉県比企郡小川町の和紙の名刺です。NHK大河ドラマ「青天を衝け」でも取り上げられている渋沢栄一のゆかりの地とも近く、その和紙がユネスコ世界遺産にも登録されています。太陽ホールディングスのある埼玉県比企郡嵐山町の隣町というご縁もあり、今回、使わせていただきました。

小林:そういった周りに対しての心配りも、やはり佐藤様の「敬意」が表れる素敵なポイントかと思いました。
本日は、長時間に渡り、ありがとうございました。

太陽ホールディングス 代表取締役 佐藤英志様 オーダースーツ銀座英國屋 代表取締役社長 小林英毅